咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

安田記念(GⅠ)・・・・回顧

2010-06-07 21:58:12 | スポーツ
 東西で時計の速い競馬が続いているが、安田記念も良好な馬場で開催され、スピードレースの醍醐味を味わうことができた。

 スタート直後⑪マルカシェンクが大きく立ち遅れ、大外から⑱エーシンフォワードがスタートよく先頭に躍り出て、中からイチオシの⑧キャプテントゥーレが2番手に絶好のスタート、外から⑬マイネルファルケが並びかけて2番手に上がってきた。
 内から①リーチザクラウン、⑮トライアンフマーチもその後を追走、中団に⑰ショウワモダン、内から②スマイルジャックが追走し、⑨スーパーホーネットも外目を追走し4コーナーから直線へ。

 直線に向いてもエーシンフォワードが先頭で頑張っていたが、マイネルファルケ、トライアンフマーチが並びかけてきた。
 一方、1番人気のリーチザクラウンは早々と後退。

 内からスマイルジャックが抜け出しをはかり、中ほどからキャプテントゥーレも追い出しに、その横から満を持したようにショウワモダンが勢いよく伸びてきた。
 さらにその外からスーパーホーネットがグイグイと追い込んでくる。

 ショウワモダンの脚色は衰えることなくゴールに飛び込んだが、2、3番手は内から伸びたスマイルジャックと外から追い込んだスーパーホーネットとの写真判定の結果、2着にスーパーホーネットが上がった。

 イチオシのキャプテントゥーレは、直線に向いて内から外に出し、残り200mからショウワモダンと馬体を併せる形で伸びようとするがショウワモダンに遅れをとった。
 前半600m通過33.6秒のハイペースで脚を使ったのか、勝負どころでいい脚が使えず0.3秒差の7着に敗退・・・・・・ガッカリ。

 スピードを要するパンパンの良馬場よりもやや渋った馬場がいいとのデータのショウワモダンの快走にビックリ・・・・・鞍上の後藤浩輝騎手の追い出しのタイミングが功を奏した。(夫)


[レース結果]
 第60回安田記念は後藤浩輝騎手騎乗の8番人気ショウワモダンが中団追走から最後の直線は馬場の中ほどを力強く伸び、混戦をすり抜け優勝。3連勝でG1初制覇を飾った。勝ち時計は1分31秒7(良)。父エアジハードは99年にこのレースを制しており、父仔制覇となった。鞍上の後藤騎手は02年アドマイヤコジーンに続きこのレースは2勝目。本馬を管理する杉浦宏昭調教師はこのレース初勝利。
 2着は半馬身差で藤岡佑介騎手騎乗の6番人気スーパーホーネット。3着は頭差で三浦皇成騎手騎乗の5番人気スマイルジャック。1番人気に支持された安藤勝己騎手騎乗のリーチザクラウンは14着に敗れた。(出典:JRA-VAN NEXT抜粋)


 参考資料:競馬エイト、サンスポ、JRA-VAN NEXT他



映画「RAIL WAYS」

2010-06-07 21:57:47 | レビュー
 東京の大企業に勤める主人公、取締役を約束されていたが、田舎に一人住む母親が倒れたこと、リストラの行われた部署の友人が自分の夢を実現したいと言いながら事故死に会ったことを機に、今までの生活を捨て子供の頃からの夢であった電車の運転士になるという物語

 仕事一図の会社人間であった主人公は、家庭を顧みないことから妻ともギクシャク、妻はハーブティーに癒しを求めハーブティーのお店を始める。

 就活中の娘も自分の居所が分からず主人公とギクシャクしているが、祖母が田舎で倒れたことを機に大学の休みを使って、病院で祖母の世話をするうちに、東京と違って時間がゆったりと流れる生活に心が落ち着いてくる。

 主人公が娘と共に母の看病などで田舎に帰っていた時、家の中で子供の頃集めていた電車の切符を眺めながら、娘にバタデン(一畑電車・・・島根県出雲市)の運転士になると言い出す。
 運転士募集のチラシを見ながら夢を膨らませ、面接試験を受けるが49歳で大企業の幹部社員・・・・・面接官の電鉄の社長と部長も冷やかしかと思うが、余りの熱心さに心を動かされ採用へ。

 若い青年と二人採用され、東京の京王電鉄で研修を受け運転試験に受かり、新人運転士となった。
 
 妻と娘を東京に残し、故郷での電車の運転士としての生きがいを見出して行く主人公、入院中の母親は、元気で子供の頃の夢を叶えて頑張っていることに安心する。
 娘も大好きな祖母の看病に頻繁に帰るようになり父親との会話もスムーズになり、ギクシャクしていた親子関係も良くなって行く。

 妻も夢に向かって走る主人公の姿に共感を抱き、家族として一つの生き方ができるようになってくる・・・・主人公の運転する電車に乗り込んで。

 ところが、母の病が思わぬ方向に・・・・・・。

 現在では、作品の中でのみ走る“日本最古級電車・・・デハニ50系”。
 
 のどかな田園風景に溶け込んで走る姿が目に焼きつく
 
 鉄道ファンにとっては、必見の映像がたっぷりの映画。

 家族愛、親子愛そして日本の原風景の中のもう一つの主人公の電車・・・・・・

 母親役の奈良岡朋子さん・・・・・とてもいい味が出ておりさすが名女優。百恵さんの次男三浦貴大さんもデビュー。

 記憶に残る・・・・いい映画でした。(咲・夫)



「49歳で電車の運転士になった男」(出典:RAIL WAYS公式HPより)