咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

スズメが減っているって・・・・

2010-06-15 16:42:42 | 日記
 新聞に「スズメが減っているって本当?」の見出しの記事が掲載されていた・・・・・思わず読んだ。

 「日本人の暮らしと密接なスズメは都市化に伴って減少しているのか?そんな疑問を受け、『日本野鳥の会東京』がスズメの全数調査に乗り出した。」

 「都市化が進む中、各地で『スズメを見かけなくなった』と言う話をよく聞く。」てなことで、データを集め科学的に判断することとなったとか。

 「今回の調査は東京のほぼ真ん中に位置する日比谷公園で10年間実施。調査員らが一定範囲に出現するスズメの数を計測、年次推移を調査していく」

 「農作物の食害が激減・・・・全国でスズメによって食害を被った農作物面積が年々大きく減っている」

 「住環境の変化で瓦が消え営巣できなくなった」と言ったこともあるが、結局のところ「スズメの消息数は季節ごとの増減があり、長年追い続けないと判断できない。過疎化が進んで人間のいない農村より、都市部の公園の方がスズメの環境が整っていることも考えられる」と、日本野鳥の会東京の調査結果に期待が寄せられるとのこと。
(出典:産経新聞2010.6.14付 一部抜粋)


 この記事を読み終え、「道に迷ったらスズメを探せ・・・・スズメも人間と生活圏を共有しながら消息してきたので」

 「日本のスズメは3種類に限定され、寿命は1年3ヶ月と短い」

 「決まった人家周辺で一生を終えるものもいれば、餌を求めて旅を続けるものもいる」と、新たにこのようなことが分かった。


 この原稿を書いている窓の外で、チュンチュンとスズメの“さえずり”が聞こえており、毎日のように2、3羽のスズメが庭木にやって来て、何か(虫など)を啄ばんでいるが、今までは何気なく見ていたが、こんなにも人間が好きで寿命も短いことに驚いた。
 これからは、温かい目で見てやりたいね。

 はるか昔の子供の頃、生まれて間もないスズメが、自宅の屋根裏の巣から落ちていた。毎日、母の手も借りて蓬(”よもぎ”だったと思う?)などを磨り潰し、これらを与えながら育て、人に慣れて手や肩に止まるように大きくなった。

 ある日、近所のお家(うち)に連れて行き、その家の中で鳥篭から出して離したところ、まもなくその家の猫にあっという間もなく飛びつかれ、目の前でかみ殺された・・・・・小学校2~3年生の心に大きな傷跡が残った。
 当時、可愛そうなことをしたと・・・・・。

 日本の原風景も徐々に失われているが、それ以上に日本人の心の中の原風景が大きく失われつつあることの方が残念である。(咲・夫)


コメント
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