環境汚染の問題がクローズアップしている中国、大気汚染物質PM2.5の気中濃度がこの冬は極めて異常な数値で、信じられない事態を招いている。その大気汚染物質が、黄砂飛来に併せて我が国にも到達しており、大きな社会問題化している昨今。
さらに中国全域における地下水汚染の問題、あちらの国でも最近になって、やっと大きな課題・問題として取り上げられつつあるとか。何しろ、あちらの国では飲料水を地下水に依存する割合が極めて大きいらしい・・・末恐ろしいことである。
大部分の地下水が、工場排水や廃棄物などの土中埋戻しなどから、汚染されているとか・・・PM2.5の問題ばかりか、重金属類などによる地下水汚染問題が飲料水危機を招いていると・・。恐らく、今後様々な環境汚染が明るみにでるものと思われる。
地下水が一旦汚染されると、それらを回復することは極めて困難なことである。
これら一連の報道には、日本における昭和30、40年代の公害列島を思い起こさざるを得ない。ところが、技術立国である我が国が、あらゆる環境汚染物質防止対策への取り組みと規制強化、それに呼応する公害防止に関する様々な技術の確立で今日の日本が再構築されてきた。
つまり、汚染物質の低レベルまでの測定技術や低減化技術。さらにそれらの回収技術なども含めた一連の高度な技術の確立による恩恵である。
その上、もっとも大事な環境教育の確立、すなわち国民に対する環境対策など一連の道徳教育、取り組みへの意識改革などが国の隅々まで行き渡ってきた・・・日本である。
ところが、1党独裁国家である中国を見ると、PM2.5汚染や地下水・河川汚染など環境対策への甘さが浮き彫りとなった結果が、今日の実態であろう。さらに驚くことに事あるごとの反日教育に対する熱心な中国。
一方、環境教育や一般道徳面に対する取り組みの遅れは顕著と思われる。正にそれを裏付けるかのような報道があった。余りにも身勝手で無知な国民性であることが露見する内容・・。
つまり、「中国・上海市中心部を流れる黄浦江に大量の豚の死骸が流れ着いている。上海市当局は12日、これまでに計5916匹を回収・・」との報道。養豚業者なのか農家なのか分からないが、死亡した大量の豚を河川へ投棄したとのこと。
また、上海市当局も死亡原因を究明することもなく、「人には感染せず、水質に影響もない」との発表らしいから、聞いてあきれる。いやはや、我が国やそのほかの先進国では考えられない話であり、これが国民性の実態なのかと思わざるを得ない。
当方の近隣にも進歩的な考え方から、中国を擁護する人たちもいるようである。しかし、儒教の国であったはずの大国の共産主義化、社会主義化により人間教育そのものの遅れが今日の中国であり、分からないかな・・・いずれ、破滅するものと思われるけど。
共産党1党独裁国家、覇権主義国家もその弊害ばかりが目立ち、全世界を混乱させている・・・何とかならないものか。(夫)
[追 記]~大量の豚の死骸~
中国・上海市中心部を流れる黄浦江に大量の豚の死骸が流れ着いている。上海市当局は12日、これまでに計5916匹を回収したと発表した。
死骸が見つかった流域には飲料水の取水口があり、市当局が監視を強化している。死骸が浮かび始めたのは今月上旬。一部は上流域にある浙江省嘉興市で飼育されていたことが判明した。一部は豚の伝染病に感染していたが、上海市当局は「人には感染せず、水質に影響もない」と強調している。
(出典:gooニュース 抜粋)
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