ここのところ、ジェイソン・ステイサムという役者さんが気に入って、ロバート・デ・ニーロと共演した「キラー・エリート」を見たばかりである。そして、昨日は6月にレンタル開始のクライムアクション映画「PARKER/パーカー」を見た。
「リチャード・スターク原作のハードボイルド小説『悪党パーカー』シリーズの映画化」で、これまでも何度か映画化されたのだとか。
クライムアクションだから、筋立ての方はいたって簡単明瞭の一作。主人公の強盗パーカー(ジェイソン・ステイサム)は、「汚い金しか奪わない」、「悪者しか殺さない」、「仕事は完璧に美しく行なう」という、3つの厳格なルールを守る一匹狼の強盗である。
何だか、「鬼平犯科帳」に出てくる本格的な盗賊、つまり「貧しきからは盗らず、殺さず、犯さず」の3つの決めごとを守る・・・盗賊を想い出す。そして、義に熱いところなどが似通っている。
さて、同名映画の主人公・パーカーは、4人の盗賊と組んで150万ドルを強奪する。その犯罪は、パーカーが考えた完璧な計画で成功するが、今回手を組んだ4人のうちの1人がミスを犯して一般人を巻き込んでしまった。
メランダー(マイケル・チクリス)をリーダーとする4人は、次の犯罪をパーカーに持ちかける。ところが、パーカーが厳しく律しているルールに反する行為をメランダーたちが犯したことから、パーカーは次の犯罪を断り150万ドルの分け前を要求。
すると、メランダーたちは、パーカーを襲って殺害しようとする・・瀕死の重傷のパーカーは、通りかかった一家に助けられ、メランダーたち4人に復讐を誓う。
4人を追い詰めるまでにいろいろと激しいアクションが繰り広げられ、スタントマンなしの体当たりの演技をするジェイソン・ステイサム・・・がいいね。特に獲物を狙う鷹のように鋭く、研ぎ澄まされた眼がいい。
クライムアクションというだけあって、最近のアクション映画は、これでもかというほどの“血糊”をまき散らすから・・・いささか、食傷気味な点はあるけど。
撃たれても、刺されても、立ち上がる不死身の主人公・パーカーは、劇画の世界の「ゴルゴ13」を彷彿させる。さらに相手役のレスリー(ジェニファー・ロペス)やハーリー(ニック・ノルティ)などの共演がとても最高。
ハーリー役のニック・ノルティも歳を重ねているが、往年の輝きがあったからいいね。先日見た「キラー・エリート」のロバート・デ・ニーロも渋くて、元気でよかった。
映画は、楽しいものである

(夫)
[追 記]~あらすじ~
一匹おおかみで名うての強盗パーカー(ジェイソン・ステイサム)は、仕事でメランダー(マイケル・チクリス)率いる犯罪グループと手を組む。彼らはオハイオ・ステートフェアの売り上げ金150万ドルの強奪に成功するが、次の仕事を断ったパーカーはメランダー一味に殺されそうになる。瀕死(ひんし)の状態だったが運良く命だけは助かった彼は復讐(ふくしゅう)を胸に誓う。
(出典:シネマトゥデイ 公式HP 抜粋)

(出典:シネマトゥデイ 公式HP 抜粋)
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