咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

仕掛人・藤枝梅安「梅安冬時雨」・・・絶筆

2014-05-01 22:39:45 | レビュー
 
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 当方、池波正太郎の熱狂的ファンである。
 ところが、これまで“仕掛人・藤枝梅安”シリーズを読む機会を失っていた。
 2ヶ月前、家内の実兄から借りていたこのシリーズ。
 昨夜、すべて見終えた。

 最終章となってしまった長編「梅安冬時雨」の一篇。
 いえ、終わってはいないが、終わっている。
 極めて、残念なことに。

 著者池波正太郎先生は、このシリーズを執筆されている最中に急逝された。
 「梅安冬時雨」の結末も近いと思われるところで止まっている・・・。

 「『ところで、三浦十蔵が泊まりに来る宿屋は、たしか、新銭座(しんせんざ)の八尾屋とかいったね?』
 『そうです。帰りに、ちょっとごらんになりますか?』
 『そうしよう』
 風も冷たかった。
 渡り鳥が群れをなして、空をわたって行く。
 『もう一年か・・・・・そろそろ、こちらの仕掛けをしてもいいころだ』
 『いつでもようござんすよ』
                                  絶筆」

 ここで、“仕掛人・藤枝梅安”シリーズは終わっている。
 梅安と彦次郎の会話の中途で・・・。
 永遠に

 そのことは分かっていた。
 同様に「鬼平犯科帳」も中途で終わっている・・・絶筆。
 分かってはいたが、アタマからここまで読んできて、「絶筆」の2文字を目の当たりにして思わずジ~ンときてしまった。

 結末の灯が、見え隠れしていた時点で・・・絶筆である。
 最後の最後に、「藤枝梅安」、「彦次郎」、「小杉十五郎」たちにどのような立ち振るまいをさせるつもりであったのか。

 大阪の大物元締め・白子屋菊右衛門を仕掛けたことから、白子屋一味から命を狙われている梅安。
 跡目を継いだ切畑の駒吉は、次々と仕掛人を送り込んできた。
 彦次郎と小杉十五郎の活躍もあって、その仕掛人を退けている。

 梅安は品川台町の家を引き払って、これまでの借家住まいから、目黒の碑文谷に自らの家を建てようとしていた。
 その後、著者は梅安について何を書きたかったのか。
 さらに、このシリーズで長い付き合いであった井筒屋の「おもん」に別れをする場面も描かれている。
 ここまで読んできたなかで、このような話が書き込まれようとは、思いもよらないことであった。
 であるがゆえに、この大事な「梅安冬時雨」の結末を覗きたいと強く思う。

 極めて残念。
 池波ファンの一人として、思いは一緒であろう。(夫)




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「PC危険」警告風広告・・・やはりね

2014-05-01 16:45:45 | 報道・ニュース
 
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 昨日のYahoo!ニュースに「『PC危険』警告風広告に注意」の見出しの報道があった。
 この記事を読み終えた当方・・・やはりね。
 怪しいと思っていた。

 真っ赤な押しボタンの図柄、いかにもクリックを誘導するかのような広告。
 特にブログを作成しているネット上では、ここ数ヶ月前から再三、目にしてきた。
 当方のパソコン、セキュリティーソフトもウイルス対策ソフトも、常時更新されており問題はないと思っていた。

 なのに、「あなたのパソコンは、脅威にさらされています」との警告文がギラついていた。
 危ない、危ない。
 クリックしたら大変なことになる。
 と、長い間思ってきた。

 もっとも、最近はこのような警告風広告を見かけないようになっている。
 すると、昨日のこのニュース。
 やはり、そうであったか。

 ネット上では、危険の潜んだものも横行している。
 うっかりクリックをしないようにしなければならない。(夫)

[追 記]~危険・PCにエラーがあります~
 国民生活センターが、PCに不具合が出たかのように見せかける警告メッセージ風の広告に関して、安易にクリックしたりしないよう注意喚起しています。同センターによると、関連トラブルの相談件数が年々増加しているとのこと。2013年度は、前年度の約4倍となる1505件の相談があったそうです。

 みなさんは、Webサイトのバナー広告枠などに「パソコンが脅威にさらされています」「パソコンにエラーがあります」といった警告文のようなメッセージが出たことはありませんか? セキュリティソフトやPCの性能改善をうたうソフトの広告に、こうしたメッセージがよく見られます。

 この手の広告は、警告文で消費者を不安にさせて、ソフトを購入させるのが狙い。ネットやPCにある程度詳しいユーザーなら「物騒な広告だな」といぶかしむだけで済むのですが、そうでないユーザーの中には、自分のPCに問題があると勘違いし、誘導されるままソフトを購入してしまうケースがあるようです。

 こうしたトラブルの相談件数は、2012年度は400件だったのが、2013年度は1505件と急増しています。ソフトの購入後に不審さに気づいて解約したくなるケースや、「無料」という案内から安易にソフトをダウンロードしてしまったことで、有料ソフトの購入画面が消せなくなるケース、購入後のやり取りが英語のみで容易に解約できないといったケースなど、さまざまな相談が寄せられているそうです。

 同センターではこうした相談増加を受け、(1)警告表示が出ても、信頼できる表示か分からない場合はクリックしない、(2)日本語の窓口の有無なども基準にして、複数のソフトを比較検討する、(3)情報処理推進機構(IPA)の情報セキュリティ安心相談窓口のホームページで情報収集する、(4)カード番号の入力前に、商品の料金や有効期間を確認する、(5)トラブルがあった場合は消費生活センターに相談することを推奨しています。
(出典:Yahoo! 4/30付 ニュース抜粋)


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