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録画していた「ロング・グッドバイ」(最終話)を見終えた。
ハードボイルドのこのドラマ、映画並みの映像美と古き昭和の匂いが満載。
第1話から、欠かさず見ており、そのドラマ展開の面白さにハマり込んでいた。
主人公は私立探偵の増沢磐二(浅野忠信)。
キャバレーの歌姫探し、中年女から依頼された夫の浮気調査。
あらゆる調査依頼が舞い込んでくる。
ある夜、増沢が歌姫を探してキャバレーに連れ帰り仕事を終えると、車から追い出された酔っ払いの一人の男に出会った。
雨が降りけむっている。
路面に倒れ込んで、雨に叩かれているその男は、原田保(綾野剛)であった。
増沢は何を思ったか、保を事務所に連れ帰り、コーヒーを飲ませる。
その後、再び保が探偵事務所を訪れるようになる。
ここから、物語は多くの登場人物を交えながら、複雑怪奇に展開。
台湾へ逃れて自殺した原田保は、妻・志津香(太田莉菜)殺しの汚名をきていたと増沢は思い、その真相を探り出そうと動いた。
大物実業家である志津香の父・原田平蔵(柄本明)は、衆議院選に打ってでており、娘の死など問題にしていない。
真相究明に動く増沢は、さまざまな、妨害工作を受ける。
受けるから、益々やりたくなる。
平蔵の顧問弁護士と思われる遠藤(吉田鋼太郎)から、この事件と関わらないよう執拗にたしなめられる。
一方、正岡虎一、通称正虎(やべきょうすけ)という闇社会を牛耳る男からも・・・。
そのような中、新聞記者・森田(滝藤賢一)が、さまざまな情報を提供してくれ、お互いに協力し真相解明に努める。
最終話では、自殺に見せかけて殺害された作家・上井戸譲治(古田新太)、その妻・亜以子(小雪)などのすべてが解明される。
さらに保と亜以子の思わぬ関係なども・・・。
この機に乗じて岸田警部補(遠藤憲一)が、増沢をうまく利用して、あることを行おうとしていた。
物語の完結寸前、どんでん返しとも思われるこの事件の深い闇も明らかになる。
今も昔も変わらぬ人間の所業、変わらぬ欲望が渦巻いていた。
「平成26年度の土曜ドラマ第一弾は、ハードボイルドの最高傑作と呼ばれ、フィリップ・マーロウという名探偵を世に送り出したアメリカの小説。
『ロング・グッドバイ』(レイモンド・チャンドラー作)のドラマ化です」
「さよならを言うのは、少しだけ死ぬことだ」
と、NHK公式HPの“ドラマのみどころ”に書き込まれている。
そのフレーズが、すべてを見終えて分かったように思えた。
何よりも、主人公を演じたクールな私立探偵の浅野忠信さん、このドラマを一層際立たせてくれた。
日本でこのようなドラマの制作は、難しいと思われるが、役者さんが揃っており、映像と音楽も最高にいいから・・・大いに拍手を送りたい。
また、古い車両がたくさん出ており、車好きにはたまらないドラマ。
ナイス(夫)
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