咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

父子制覇・・・コントレイル

2020-06-01 20:42:15 | スポーツ
 
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 無観客競馬でなかったなら、大いに盛り上がっていたであろう。
 昨日の東京優駿(日本ダービー)、15年ぶりに無敗の二冠馬・ダービー馬の誕生である。
 今は亡きディープインパクトの仔・コントレイル、単勝1.4倍に支持されていた。
 何でも、ダービーで単勝1.5倍以下に支持されていた出走馬は、ナリタブライアンとディープインパクトの2頭のみであったとか。
 この2頭は三冠馬になっている。

 と、なると皐月賞、日本ダービーを制したコントレイルも三冠馬になる可能性が極めて濃厚になってきた。
 無事に秋を迎えてほしいものである。

 ところで、昨日のレースは見ごたえタップリ、驚異のダービー馬誕生のレースだった。
 スタートを決めたコントレイル、1コーナーを3番手あたりで回り楽に折り合っていた。
 3、4コーナー中間ではやや下がったように見えたが、長い直線を向くと楽に抜け出せるような脚いろだった。
 残り200を切ると馬群を割って伸びて来た同馬、難なく先頭に躍りでた。
 その直後から12番サリオスがやって来て、並びかけるかと思われた。

 ところが、コントレイルの鞍上が促すとあっという間にサリオスを突き放し、そのまま一気にゴールイン。
 鞍上の勝利後インタビューによると抜け出したところで、遊んでいたとのこと。
 これにはビックリさせられた。

 遊んで・・・3馬身差の競馬だから、本気で走ればどうなっていたであろうか。
 
 ちなみにナリタブライアン、ディープインパクト共に5馬身差で制している。
 コントレイルもまともに走っていれば、5馬身差はあったであろう。
 ついに登場、サンデーサイレンス、ディープインパクトの後継馬。
 そうなるのであろう。

 ところで、応援していた3番ワーケアは・・・というと。
 スタートを決めて好位追走、4コーナー手前では中団後方からの競馬。
 最後の直線、残り200あたりでコントレイルが動き、その直後にいたワーケアも同じように動いて来た。
 おっ、2着はあるな・・・。
 と、一瞬思っていた。
 ところが、いつもの末脚を繰り出すこともなく、馬群に沈んでしまった。
 ガッカリ。

 それにしても、今週も強い二冠馬を観ることができた。
 先週は63年ぶりの無敗の二冠馬誕生。
 今週は15年ぶりの無敗の二冠馬、父に次ぐ偉業達成。

 通常の開催であったなら、大歓声が流れていたことであろう。
 ところで、京都最終の馬連的中もあって、土日の最終回収率は309%余だった。
 文句は言えない。(夫)

参考資料:競馬エイト、サンスポ、大スポ、JRA-VAN NEXT他


(強い、つよい 5番コントレイル)

[追 記]~レース後のコメント~
1着 コントレイル(福永祐一騎手)
 「素直に嬉しいです。コントレイルが非常に良い走りを見せてくれたのが何よりです。思ったよりペースが流れませんでしたし、横山典弘騎手(マイラプソディ)があのように動くと思っていたので、やはり来たかという形で冷静に受け止められましたし、2番手の後ろまで進路をスムーズに取れました。ここが大きかったです。直線ではやはり遊ぶところがあり、追い出しを待ったのですが、それでも抜け出してから、緩められなかったのはまだまだ集中し切れていないからです。そこはこれから改善していってほしい面ではありますが、遊びながらこうして日本ダービーを勝つのですから、相当優秀な馬だと思います。無敗馬で挑むダービーは自分自身初めての経験でしたが、スタンドにお客さんはいなくても、たくさんの方が画面越しにレースを見てくださっていると思って騎乗しました。今日勝てたことでスターホースの仲間入りを果たしたと思いますが、こういった馬がファンが競馬を楽しむ大きな存在になればと思いますし、その馬に騎乗していたことを今日は誇りに思います」

(矢作芳人調教師)
 「とにかく疲れました。ダービーで、1倍台の1番人気になる経験は初めてでしたし、プレッシャーは相当なものでした。ですが、今日パドックを周回する姿を見て、究極に仕上がっていると思いましたし、精神面も落ち着きがあって良かったです。レースについては、騎手に任せていました。道中良い感じだと見ていましたが、それにしても強かったですね。直線抜け出した後、外からサリオスも来て、接戦になるかと思いましたが、突き放して、本当に強かったと思います。現状、課題は見つかりません。注文をつけるところがありません。レース後、前田代表から、秋は国内専念、三冠を狙うと言われました。距離については、一戦毎に、自信を深めていますし、今日の勝ち方を見ていても、同世代同士、大丈夫だと思います。(今度は無敗の三冠に期待が懸かるので)また疲れますね。秋、この馬を皆様にお見せできればと思います」

(ノースヒルズ代表・前田幸治氏)
 「コメントの冒頭に申し上げたいことは、コントレイルが新型コロナウイルスで無観客となった年のダービー馬となった事実に大変、感動しております。様々な人が苦しんだ中にあって勇気や元気を与えることができて、オーナーブリーダーとしても大変、感動しております。重ねて一日も早い収束を願っています。コントレイルの馬名の意味は『飛行機雲』です。5月29日に航空自衛隊のブルーインパルスが医療従事者への感謝で大空に飛行機雲を描いたことは身勝手ながらコントレイルへのエールのようにも受け止めていました。矢作調教師と福永ジョッキー、牧場関係者に感謝申し上げます。秋は父ディープインパクトのように菊花賞へ向かって三冠馬を目指します」

2着 サリオス(D.レーン騎手)
 「良いスタートを切り、道中リラックスして、折り合いもつきスムーズに行けました。最後の直線で少し外に持っていかれたところはありましたが、良い反応をして一生懸命走ってくれました。ただ一頭だけ強い馬がいました」

8着 ワーケア(C.ルメール騎手)
  「3コーナーまで、良いポジションでしたが、4コーナーではコントレイルと手応えが違い過ぎました。ペースは速くなくて切れ味勝負になってしまい、スタミナを活かす競馬ができませんでした」
(出典:JRA-VAN NEXT 抜粋)


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