咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
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映画「恐怖の報酬」【オリジナル完全版】(1977)

2021-09-16 22:30:50 | レビュー

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 昨日、午後1時から3時までNHKBSプレミアムで放送された標記の映画、これがなかなかに面白いものだった。
 主演はロイ・シャイダーだった。
 
 映画の冒頭、爆弾テロから映画がスタート。
 そのテロリストの1人・カッセム(アミドウ)が警察のアジト襲撃から、ウマく逃れるシーンが流れる。
 すると、パリに舞台が飛び、そこで名門華族の男・マンゾン(ブルーノ・クレメル)が、不正投資をして追放される。
 舞台はアメリカへ、マフィアの幹部の弟を殺害し、国外へ逃亡した男・スキャンロン(ロイ・シャイダー)など4人の男たちが、偶然にも南米ポルヴェニールの小さな村に流れ着いた。
 身分を偽り製油所で働いていた。
 と、ある日、その製油所から320キロも離れた油井で爆発事故が起きた。
 その大火災を鎮火させるには、ニトログリセリンの爆風で消火することがベターと爆発物専門家・ボビー・デル・リオス(チコ・マルティネス)が会社に進言。
 これにより、製油所にあるニトログリセリン6ケースを、2台のトラックに分散して積み込み二人ずつが乗車後、爆発事故現場へ輸送する危険な任務の募集があった。

 成功報酬は高額なものであり、例の流れ者の4人がその募集に応じて現地へとトラックで向かった。
 道なき道の走行、狭い崖っぷちの道路。
 運転を誤れば谷底へ落ちるが、それはニトログリセリンの大爆発が待っている。
 曲がり切れるかと云うような危険な木道の道路。
 大雨でぬかるんで下りのジャングルの道路。
 さらに雨の中、ジャングルの河に掛かっている吊り橋の今にも落ちそうな橋。
 その上をトラックで渡る極めて危険な走行。

 行く手を阻む大木が道路を封鎖。
 結局、4人で協力しその大木をニトログリセリンで爆破。
 爆破のための準備、考え抜いた仕掛け。

 危険な道路を潜り抜けた2台のトラック。
 その後、思いもよらない事態が待ち受けていた。
 映画の導入部分が最初分かりづらかったが、4人の男になにがあって偶然にも南米ポルヴェニールの小さな村にやって来たのか、そのバックヤードが描かれており映画の展開と共に判明。

 オリジナル版の2時間、見ごたえタップリで目が離されないものだった。
 あの部分はどのように撮影したものか、そのようなことも思いながら見入っていた。
 面白みタップリの映画だった。(夫)

[追 記1]~解説~
 『エクソシスト』などのウィリアム・フリードキンが、アンリ=ジョルジュ・クルーゾーが監督を務めたサスペンスをリメイクした作品の完全版。ニトログリセリンを積んだトラックに乗る男たちに待ち受ける運命を映す。
 出演は『JAWS/ジョーズ』シリーズなどのロイ・シャイダー、「新・メグレ警視」シリーズなどのブルーノ・クレメル、『無垢なる聖者』などのフランシスコ・ラバル、『愛と死と』などのアミドウら。初公開時にカットされたおよそ30分のシーンが追加されている。
[追 記2]~あらすじ~
 アメリカでマフィア幹部の弟を撃ったスキャンロン(ロイ・シャイダー)、エルサレムで爆弾テロを起こしたカッセム(アミドウ)、パリで不正取引を働いた投資家マンゾン(ブルーノ・クレメル)。逃亡の末に南米ポルヴェニールの小さな村に流れ着いた彼らは、身分を偽って製油所で働いていた。
 ある日、村から320キロメートル離れた油井で爆発事故が起こり、爆発物専門家のボビー・デル・リオス(チコ・マルティネス)は、ニトログリセリンによる爆風で消火を行うという判断を下す。

(出典:Yahoo!映画抜粋)

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