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昨夜、ほかのことをしているとNHK総合のクローズアップ現代が取り上げていた「特活」、エジプトが日本の特活に感銘し日本の教育を視察後、持ち帰りエジプトで推進するようになったとの話が聞こえてきた。
「特活」、「特活」とキャスターが云っていた。
一体どういうことであろうかと、思わず手を止めてしまった。
「特活」とは・・・「特別活動の略」。
「学校はまさに社会の縮図であり、児童・生徒にとって一番身近な社会です。そして、学校生活そのものを教育の対象としているのが特別活動です。特別活動には、学級活動、児童会活動、クラブ活動(小学校のみ)、学校行事があります」とのこと。
まてよ、当方が小学校時代には、既にそのような活動が実践されていた。
小学校6年生の時には、最年長だったことでもあり「学級活動、児童会活動、クラブ活動」を率先して行い下級生を導いていたことが想い出される。
特に6年生の時は、机の並びがグループ別になっており、学期ごとにグループも変更されていたがとても新鮮な教室だったことが、未だに楽しかったと頭の片隅に残されている。
だから、「特活」は今に始まったことではない。
ただ、「特活」と云う呼び方を知らなかっただけである。
もっとも、娘や息子の時代に特活と云う言葉を聞いていたかも知れないが、すっかり忘れていたのであろう。
因みに明治時代から似たような教育活動が行なわれていたらしい。
戦後、1958年文部省告示による学習指導要領で、特別教育活動として推進されたらしい。
その時点では、学校行事は含まれていなかったが、1968年から1970年にかけて特別教育活動の教育を外して「特別活動」と改めて命名されたとか。
その時点で新たに学校行事が入れられたとのこと。
日本の教育の「特活」、長い歴史があるからこそ社会でも生かされてきている。
そのため、大統領号令でエジプトが何としても日本の教育方針を取り入れ、子供たちが大きくなったころエジプト社会を変革したいとの壮大な計画らしい。
思わぬところで、日本の教育の一端がクローズアップされたものである。
『日本ではいま特別活動が曲がり角を迎えている。働き方改革などから活動が削減されているのだ』との警鐘も報道されていた。
エジプトでは成果が徐々に出つつあるらしいが、日本では働き方改革もあって「特活」が曲がり角とは至極残念なことである。
ほかのことを中止しながら、思わず最後まで見入ってしまった。(夫)

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