来月初めて昇級の審査を受けるにあたり「私が空手を始めた理由」としてレポートを出すことにしました。
内容は以下の通りです。
「私が空手を始めた理由」
私は1947年1月生まれで入門した時は63歳目前でした。
私は、昔は空手に対して興味があり練習してみたいという思いがありました。
しかし中年過ぎてからはもう自分が空手をするという考えはなくなっていたと思います。
それがここにきて空手を始めてみようという気になったのは、図書館で偶然目にした朝倉三心氏の「60歳からの空手道(癌が授けた奇跡の黒帯)」 を読んで、自分の年からでも空手を習うことができるのだ と知った事がきっかけです。
それまで4年間ジムで筋トレ等をやっていまたが、筋トレが目的ではつまらないと思うようになっていました。
そこへ先の本を読んで、自分でも空手ができるのであればこれから先の自己鍛錬には空手が一番良いのではないかと考えるようになりました。
それでも実際自分が空手を始めるとなるとどうしても年齢が気になります。
年齢そのものより 年齢からくる体力不足、骨などの脆さ、体の柔軟性、それが他の練習者へ対する(悪)影響等々です。
ただ、先の本ではそれ等は克服できていると思われましたので取り敢えず道場を見学することにしました。
9月最終週に道場を見学し、なんとか自分も付いて行けるのではないかと思い、この年齢でも入門出来るという許可を頂き10月から入門させていただきました。
其の時の私の目的は型の練習を通じて自己鍛錬していくということで、強くなりたいという気はありませんでした。
しかし、4ヶ月・5ヶ月と練習する中で、本来武道は「強くなる」ということが大きな目標であり、強くなるための練習を続けて行く中で自己鍛錬もあるのだ、と考えるようになりました。
3月の退職を機に他の練習生の迷惑にならないように別途自分で練習したいと思い、館長にお願いして平日道場を使わせていただく許可を頂きました。
4月から最低週2回を目途に 基本稽古、バッグ相手の突き・蹴りの練習を始めました。
最初にバッグを叩いてみて自分のスタミナ不足を認識させられました。
それからは2分間、3分間連続で打ち続けられるように少しづつ時間を延ばしていくようにしています。
今回初めて審査を受けることになりますが、合否に係わらず今後も体が動く間は練習を続けて行きたいものだと思っています。
更に自分に力があれば将来子供たちの練習の手助けでも出来れば幸いだと感じているところです。
これが現在の自分の空手に対する気持ちです。
出来るだけ永く続けていければ良いな~。
(小さい時のアポロ)