花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

そうだ南部町にいこう

2023年06月12日 | 
青森県南部町はフルーツの里として有名。
モモやブドウ、ウメやリンゴ、ナシ、イチゴなど年中美味しい果物があります。
そのフルーツリレーの第1走者がサクランボ。
今年は霜害も免れ豊作。さらにサクラ同様、生育が早かったので
すでに全国の農産物直売所の先駆けとなった
チェリーセンターではもう販売され始めました。
南部町は県自然公園を抱えたグリーンツーリズムの町。
60以上の観光農園があるうえ、宿泊やレジャー施設も整備されているので
たくさんのお客さんがまもなくフルーツの里を訪れるはずです。
町をあげたサクランボ狩りのイベントは、今年若干早まり6月16日〜7月7日。
30年以上の歴史のあるイベントですが、
名農生は第1回からフルーツ娘(当時はサクランボ娘)として祭りに参画しています。
今年もきっと盛り上げるはずです。これは自分たちでパフェを作るイベント案内。
さらに農園で婚活パーティーというイベントも企画されているようです。
ほのぼのとした里山の町がフルーツで盛り上がる初夏がきました。
コロナも一段落。皆さんの来町をお待ちしています。
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夏といえば

2023年06月10日 | 
先日、コンビニエンスストアで
久しぶりに農業高校とコラボしたパンを見つけました。
青森県や岩手県の農業高校もこのようなパンの企画に参加していますが
この秋田の金足農業高校とコンビニは毎年のように新製品を登場させます。
調べてみると「金農パン」は今年で12年目だそうです。
秋田県産米粉を使っているあたりがセールスポイントのようです。
さて金農といえば高校野球。かつて甲子園で大旋風を巻き起こしました。
今年の青森県大会は7月12日から。
生徒数減少のため数校合同で参加するチームが増えてきましたが
名農はなんとか今年も単独出場。考査明けなので安心して大会に臨めますが
体育祭の準備にぶつかる可能性があります。
さらに隣町の球場で試合があれば全校応援ということも考えられます。
3年生にとっては大事な体育祭の準備期間。なんとも微妙な日程です。
いずれにしてもこの夏最初のビッグイベント。
どちらも精一杯頑張って欲しいものです。
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津軽当物駄菓子

2023年01月26日 | 
ここにあるのは青森県の津軽地方で昔からあるお菓子。
名前は「大王当て」といいます。
中には大きなあんこのお菓子が1つ、中ぐらいのお菓子が2つ、
そして小さなお菓子が8つ入っています。
面白いのはクジが付属していて、大王の文字が出ると大きなお菓子、
親の文字が出ると中ぐらい、子の文字が出ると小さなお菓子がもらえるのです。
お菓子の中に占い札が隠されている「フォーチュンクッキー」は有名ですが
こちらは津軽当物駄菓子というクジ付きお菓子。占い駄菓子ではありません。
昔から駄菓子屋にこのようなお菓子はありましたが
今はほとんど姿を消しました。そこである津軽のお菓子屋さんが
復活させたのがこの「大王当て」なのです。
あんこ以外にも、お芋のお菓子など何種類かあるようですが
私たちの住む南部地方では売っていません。
でも「大王」という名前だけは聞いたことがあります。
今は通販で手に入るようになったので、思い切って手に入れてみました。
もちろん使い道は課題研究と決めています。
どんな使い方をしたのか、メンバーの反応はどうだったのかなどは
後日またご紹介したいと思います。
皆さんの地域でもこのような懐かしいお菓子が今も残っていますか?
大王を紹介しているサイトも見つけたので
興味のある方はぜひご覧ください。
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年末年始の食卓事情

2022年12月30日 | 
フライパンで焼いているのはお餅。
青森県津軽地方の郷土料理で「がっぱら餅」といいます。
作り方は簡単。餡と米粉と砂糖を混ぜ、水で練ってフライパンで焼くだけ。
写真は前任校時代に撮影したもので、津軽出身の先生が教えてくださいました。
先生がいうには、昔からおやつとして食べられていたとのこと。
津軽は米どころであるのはわかっていますが「おやつ」とは驚きです。
なぜなら私たちが住む太平洋側の南部地方は、低温多湿の偏東風「ヤマセ」によって
冷害が多発する地域。したがって米はとれず、主食はアワとヒエ。
それにコムギとソバを加わえて雑穀文化を育ててきました。
お米やお餅は、お盆、農仕舞い、年取り、正月やその他の神事じゃないと
食べられませんでした。そのため郷土料理はお米を使わないものばかり。
お米の美味しさを知っている今食べると、決して美味しいものではありませんが、
雑穀をいろいろな方法で食べる先人の知恵に驚きます。
さて明日は大晦日。皆さんは、年越しそばを食べ
お正月は盛大にお節料理を楽しむかと思いますが、近年までこちらは違いました。
まず年越しとはいわず「年取り」。そして大晦日は、あっさりおそばではなく
たくさんのお膳を並べ盛大に祝うのです。逆にお正月は、お餅はありますが
今のようなお節料理ではなく昨日の残りものでした。
陽が沈むとその日が終わりと考えていた先人。したがって大晦日の夕食は
すでに新しい年神様がやってきているとのことから盛大に祝うのです。
大晦日を盛大に祝う当時の風習は、近年までは変わらずありましたが
今は関東からお節や年越しそばの文化が入っているため混在しています。
ただ年取りの夜は豪華に、お正月もお節料理で華やかにならいいのですが
年取りの夜はおそばだけ、お正月は普段と変わらずという家も増えてきました。
祖父母と一緒に暮らしていないため文化が継承されていないのかもしれませんが
少し残念です。皆さんの大晦日とお正月の食卓事情はどうですか?
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思えば遠くへ来たもんだ

2022年12月30日 | 
先日、お隣の農業高校がコンビニとコラボした菓子パンを紹介しましたが
またまた新しいパンを見つけました。赤いリンゴのパッケージ。
どこの学校かなと手に取ってみると、なんと山形県ではありませんか。
県立米沢商業高校とコンビニのコラボ商品です。
今までもお隣の岩手県や秋田県の高校の商品を何度か目にしましたが
山形県は今までで最も遠い高校です。
ずいぶん遠くからやってきたものです。
山形も果物の国ですが、まさかリンゴとは驚きです。
こういうパンを見つけると食べるのはもちろん嬉しいのですが
それをきっかけにどんな高校なのか調べるのも楽しいもの。
さっそくホームページを拝見しました。
するとやはりこのパンが紹介されており、
12月6日に売り出されたのがわかりました。
またむちゃくちゃホッケーが強い高校であることもわかりました。
ホッケーは名農にはない部活動。ホームページの写真やイラストから
明るく元気な学校であることが伝わってきます。
コンビニとのコラボ商品を発見したらその学校を調べてみる。
意外と楽しいものです。名農は今年から全国募集をしています。
猛暑にも大雪にも大雨になる機会も少ない年間通して穏やかな南部町。
残念ながら名農にはコンビニとのコラボ商品はありませんが
新聞を賑わす機会は多い高校。知らない誰かが新聞などで名農の名前を見つけ、
学校のホームページから遠い青森での暮らしを想像している人が
もしいるとしたら嬉しいことです。
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