メンデルの法則

突然変異を誘発させたキキョウの苗です。
葉が細長くなったもの（左）と、普通の卵形の（右）の２系統あらわれました。
この株の親の種子の遺伝子を炭素ビームで切断しています。
つまり親の遺伝的にはAaになっている可能性が高いのです。
昨年、その株を自家受粉させて種子を採りました。
Aa×Aaの掛け合わせです。
この掛け合わせではメンデルが３：１の確率で
優性と劣性にわかれると教わったはずです。
２系統の数を数えてみるといくつあるか数えてみると左が９株。右が３０株。
みごとに法則通りです!
この法則を実際に確かめた経験のある人は研究者でも少ないといいます。
人為的に突然変異を起こさせるこの技術だからこそ見ることができるのです！
育っていくとまた別の形質の変化を発見するでしょう。それが楽しみです。