花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

就活と終活

2022年09月28日 | 研究
北欧帰りのフローラハンターズ。
体調不良ではないのですが先週当たりは、なんだか元気ありません。
おそらく「ストックホルムロス」。目標を見失っているように見えます。
この半年、休み返上で取り組んで来た研究活動と
ストックホルムのでの楽しい旅が
帰国した瞬間に消えてしまったのですから、わかるような気がします。
でも次は進路決定。ちゃんと新しい目標があるのですから
早くリスタートしてほしいものです。
さて現在、名農は考査の真っ最中ですが、今週末には終わり10月を迎えます。
毎年そうですが10月は文化祭やインターンシップ、役員改選、環境緑化活動など
行事が目白押し。したがって課題研究の多くが休講となります。
予想では31日間で授業はたった5回だけ。特に10月下旬は1回しかありません。
幸いフローラハンターズはすべての研究活動を終えているので
困ることはないのですが、秋のコンクールに出場することになると
練習を始めなければなりません。さらにもしかしたら店じまいするフローラ。
冬が来る前に馴化温室の大掃除も行わなければなりません。
メンバーの就活と並行しておこなうフローラの終活。
あいかわらず忙しいフローラです。
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フローラの財宝に感謝

2022年09月27日 | 研究
先日、フローラハンターズ宛に郵便物が届きました。
開けてみると立派な賞状が入っています。
これはある環境系の学会からいただいたもの。
実はフローラは、昨年の秋にこの学会が
優れた研究計画を募集していたので試しに応募してみました。
すると審査の結果、優秀な計画として全国2校に認められ
嬉しことに研究助成をいただいたのです。
今年、ストックホルム青少年水大賞に出場することになり
フローラは今まで貯めていた資金の半分以上を注ぎ込みました。
もちろん頂いた助成もその一部としてすべて使い切りました。
普段は節約していますが、必要な時には惜しみなく投資する。
これもフローラならではの流儀。このメリハリの効いた
資金の使い方で何度もピンチをチャンスに変えてきました。
これは先輩方がコツコツと賞金を集めたフローラだからできる技。
もし他の研究班なら、きっと活動したくも
資金不足で十分できないというもどかしい状態に陥っているはずです。
あらためて財宝を残してくださった先輩方に感謝です。
さてコンクールの秋の陣がまもなく始まります。
また大暴れしたいものです。
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ちょっと前なら憶えちゃいるが

2022年09月27日 | 研究
2015年春の写真です。
青いツナギを着ているのはTEAM FLORA PHOTONICS。
なんと彼らは環境システム科の1回生です。
2014年までTEAM FLORA PHOTONICSは園芸科学科の草花班でしたが
新学科のプロジェクトを牽引してほしいという
いわば大人の事情で非情にも移籍させられてしまいました。
このツナギは彼らの希望。なぜTシャツではなくツナギにしたかったのかは
詳しく聞かなかったのですが、環境システム科は工業も学ぶ学科。
おそらく今までの草花班でなく新しい研究班であることを示し
自分たちを鼓舞しようと考えたのかもしれません。
また研究テーマが水質浄化システム「BIO-ENGINE」ということから
エンジニア風のスタイルにしたのかもしれません
それにしても女子もダブダブのツナギとは可愛いものです。
さてここは青森市のあるホール。当時、青森県は高校生から企画を募集し
優れたものには予算をつけてくれるという取り組みをしていました。
環境システム科は始まったばかり。何か面白い企画をぶち上げて
勢いをつけようと考えた環境システム科は、
TEAM FLORA PHOTONICSをこのイベントに送り込みました。
確かこのホールで県の方に説明したと思います。
しかしもう7年も前のこと。いったい何を企画して
どのように説明したのかはもう忘れてしまいました。
ただみんながツナギを着ていることから、
BIO-ENGINE開発でも提案したのではないでしょうか。
自分たちが環境システム科研究の先陣を切るという
1回生の意気込みが感じられます。なお翌年、
彼らはBIO-ENGINE研究で総理大臣賞を受賞することになります。
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レジェンドに感謝

2022年09月26日 | 研究
これは2018年のストックホルム青少年水大賞での審査風景。
2009年に結成したTEAM FLORA PHOTONICSの最後のメンバーです。
この年は男子代表が作物を使った水質浄化について世界に披露しました。
今年出場したFLORA HUNTERSにとってのレジェンドです。
右の彼はこの夏、自宅が学校のすぐそばということもあり
何度も何度も学校に足を運んでくださいました。
時には差し入れ、時には審査員役として質疑やアドバイスをしてくれました。
さらに第1回目のオンライン審査当日も顔を出して励ましてくださいました。
また左の彼も後輩を心配し、1度来校され、
その後も来校したいという連絡があったのですが、あいにくこちらは考査。
最後までこちらとタイミングが合わず2度目の来校できませんでした。
しかし練習用の質問事項を届けてくれるなどサポートしてくださいました。
さらにストックホルム滞在中はこのブログをご覧になられては当時を思い出し、
2018年に制作した報告書を何度も読み返したそうです。
体は日本にいても、記憶の中では一瞬でストックホルムに飛べる。
Treasure HuntersもFLORA HUNTERSも
これからはそんな特技の持ち主になるんでしょうね。
お礼はノーベルのチョコレート。まもなく郵送されます。
先輩、ありがとうございました。
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洋梨といえば

2022年09月26日 | 
ずいぶんと貧弱な細身の洋梨です。
これはストックホルムのホテルの朝食に毎回登場する果物で
自由にとって食べることができました。
しかし見た目と違い、丸かじりすると十分に甘くて美味しいのです。
品種名はわかりませんでしたが、美味しいと食べている人も多かったようです。
さて洋梨といえば「ラ・フランス」を思い浮かべる人も多いと思いますが
ここ南部町では違います。南部町はフルーツの里ですが
洋梨栽培も盛んで町の代表的な品種は「ゼネラル・レクラーク」。
1950年にフランスで発見された洋梨で日本には1970年に入ってきました。
ストックホルムの洋梨とは違い、500gもの大きな果実は、
なめらかな口当たり、そして甘く豊かな芳香で
とても美味しい品種として人気です。
このゼネラル・レクラークの生産量日本一はもちろん青森県。それも南部町周辺。
栽培面積32haは、全国の65%以上のシェアを誇っています。
収穫はちょうど今頃。各農園で収穫が始まっています。
この秋は南部町特産の美味しいフルーツをぜひ食べに来てください。
名久井農業高校は今日から4日間、3回目の考査となります。
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