教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

「幼なじみは大統領」に萌え萌えキュン♪

2010-01-13 00:01:05 | オタネタ全般
ALcot 『幼なじみは大統領』 応援中!

(↑この応援バナーは勝手に使っても良いっぽい)



> 「なんで、隣の家がホワイトハウスになってるんだ!?」
> 「だってあたし、大統領だもん♪」

> ALcot 「幼なじみは大統領」トレーラームービー
http://www.nicovideo.jp/watch/ze8187547

あるとき、ごく一部の世間を大いににぎわせた、大きなお友達に知れわたるキャッチコピーである。
あえて今さら取り上げるまでもないかもしれないほどに有名だ。

はじめは
「なんだそりゃ~~~(笑)」
と、誰しもが思い興味を示す。

しかし
「どーせ、つかみだけ全力疾走のネタゲーだろ?」
と、少なからぬ者はそうためらいを持つ。

かくいうわたしもそうであった。
トレーラームービーはおもしろかったが、それで終わってしまっていた。

しかし!

改めてわかった。
これはおもしろい。
おもしろいのはどーせ出オチだけだと思っていたことを反省せねばならなくなった。

そして大統領がこれがまたかわいいのだ。



この「幼なじみは大統領」というエロゲ、ある朝起きたら幼なじみが大統領になっていたという、これみよがしの出オチである。
もう出オチからして悪ふざけ感をもっさり盛ったノリノリの作風だ。

ノリノリの作風はこれだけではない。
とにかくもう、ありとあらゆるパロディーを全力疾走でそこに詰め込んでいるのだ。
序盤はパロディーだけで出来ているといっても過言ではなかろう。

このパロディーがなかなかにクセモノだ。
古強者の大きなお友達がリアルタイムで見たアニメのパロディーがメチャメチャ多い。

そしてそのやたら古いうえにマイナーなパロディーが出てきたのを見て
「なんでこんなネタくっつけたんだ(笑)」
と笑い、しかもそれの元ネタが解ってしまう自分にまた苦笑する。
どうみても何かのパロディーな気配はするのに元ネタが何かわからないセリフが出ることも稀にはあるが、そういうときには元ネタがわからん自分が悔しい。

いやー、このエロゲさぁ、もちろんエロゲなんだから18歳未満禁止なんだけどさ。
18歳くらいじゃあ元ネタわかんないと思うよ、これ。

じつはパロディー全力疾走の部分は体験版でも見れる。
そこはぜひとも体験してみるべきだ。
もしパロディーの大半を理解できてしまったら、あなたはもう古強者だと胸をはってよろしい。

http://www.alcot.biz/product/osana/special_trial.html



この作品はネタゲーではあるが、ネタゲーである前にエロゲであるし、エロゲである前にギャルゲーでもある。
ではその核心たるギャルゲーのところはどうか?

これがなかなか良くできている。
まだプーちん(ロ…じゃなくて、ルシア大統領)ルートしか見てないんだが、これがまたニヤニヤが止まらなくて頬が筋肉痛になりそうなほどめっさかわいい。
(注:昨今のエロゲは「やる」というよりは「見る」だよな)

さらにいうと、エロゲである前にギャルゲーなのは無論だが、エロゲというカテゴリー内に位置するという利点を最大限に駆使して作ってある。

多くのギャルゲーでは
[出会い→イベントで親しくなる→キス等→(クライマックスイベント)→大団円]
という構成になっている。
(カッコ内はあったりなかったりを意味する)
ちなみにギャルゲーとしてコンシューマーに移植されそうな類の純愛系エロゲでは
[出会い→イベントで親しくなる→凹凸×→(クライマックスイベント)→大団円]
という、ほぼ同様の構成になっている。

しかしこの「幼なじみは大統領」。
少しばかり事情が違う。
凹凸×をこなしてからが違う。

あれを許したあとのイチャイチャっぷりが何とも言えないほどエロかわいい。
たとえばメイドさんに
「ゆうべはおたのしみでしたね」
なんて言われて、嬉し恥ずかしでほほを染めるその表情なんかを見たらもう、脳ミソの血管に空包ができてしまいそうなほどグッとくる。

さすがにこういう表現を満載しようとしたところでコンシューマーのギャルゲーでは不可能なわけで、これは18禁のエロゲしか許されない荒業だ。
そして自身が18禁のエロゲであることを最大限利用した巧いシナリオでもある。

この作品は他と比べて特にエロシーンがエロいわけでも何でもない。
特にエロシーンのボリュームが多いわけでも何でもない。
しかし、エロシーンでないところのエッチなシナリオがいい。
それは、ときメモやアイマスのようなプラトニックなギャルゲーでは絶対に表現することを許されない何かがそこにあるのだ!

世の中の純愛系エロゲにはコンシューマーに移植可能なギャルゲーとして見ても完成度の高い作品も多い傍ら、ホントに蛇足でエロシーンがついているだけの、なぜエロゲになっているのかフシギでしかたがないような作品も少なからずある。
そしてエロシーンはそこそこエロいものの、ストーリー自体が別段おもしろくも何ともないようなゲームと呼ぶのに抵抗を感じるような作品も少なからずある。

そういうエロゲには、この「幼なじみは大統領」をぜひとも見習ってほしいくらいに思う。
18禁というジャンルの使いかたは、単にエロシーンが入っているだけのために使うのではなく、こういう使い方が本来のやりかたなのだと我々に教えてくれたのだ。

「エロシーンだけを楽しみにするのではない、本当におもしろいエロゲとは何か。
 しかしエロゲでなくてもいい程度の蛇足なエロゲは却下。
 とは言ってもエロシーンはそこそこ以上の出来であってほしい。」

エロゲの世界にはそんな永遠の問いがある。
その問いの答えのほんの一部分を「幼なじみは大統領」は見せてくれたのではなかろうか。



・・・あと。
ひとつだけ個人的な希望を言わせてもらえば。

なんでクオンさんルートがないんだよ~!?

我輩の好きな貧乳のお姉さん。
しかもツンデレでカッコよくて実は優しいときたもんだ。

デカチチはいいから、目測AカップかBカップのクオンさんのハダカを切に希望(笑)。
温泉イベントでも脱いでないとは何という扱いの惨めさであろうか・・・。

ホントは作者側も多少はわかってたと思うんだがなぁ。
「時代は小型で高性能、これだよ」
なんてセリフがあるくらいだしさ。



追伸:

http://www.nicovideo.jp/mylist/16273561

ニコニコで見たい人は↑こちら。
どーせきっとエロシーン全カットだと思うけどさ。