千葉景子法務大臣が落選した。
当人によれば、
「ネガティブキャンペーンに使われてしまった」
というのが原因だそうだ。
これは正しいのか。
あまり正しいとは言いがたい気がする。
たしかにネガティブキャンペーンっぽい展開にはなっていた。
しかし、アメリカの選挙でよくあるようなネガティブキャンペーンではなかった。
いわゆる人格否定や揚げ足取りのようなものではなかった。
では、どういうネガティブキャンペーンだったのか。
たしかに言葉じりは汚いものが多かった。
しかし内容を精査してみると、千葉景子が特に強く推進する政策を列挙しているにすぎないものがほとんどである。
言葉じりが汚くなかったとしたら、それは選挙応援とも取れそうなものも多いのだ。
つまりどういうことか。
千葉景子はネガティブキャンペーンに使われてしまったから落選したのではない。
千葉景子が特に強く推進する政策が世間に知れ渡ったから落選したのだ。
ようするに政治家として全否定されたわけだ。
その証拠に、おなじく国益軽視ランキング上位ホルダーである円より子も仲良く落選したではあるまいか。
しかし、当の本人は
「夫婦別姓、人権擁護は否定されていない」
といい、
「より前に進めて道筋をつける」
と言っている。
そして落選議員のご身分で大臣続投だ。
はなしにならんとは、まさにこのことだ。
次に民主党全体の敗因にうつりたい。
民主党が負けるのは事前予測どおりであって、とくにサプライズはない。
問題はその敗因分析である。
TV系のマスコミは次の2種類くらいしか要因分析をしてはいない。
1つ目。
消費税問題の件。
2つ目。
政治主導から官僚主導に逆戻りの件。
これはとてもじゃないが正しいとは思いがたい。
消費税の件でいうと、これはけっこう前から自民党が小出しにしていた案件であって、どっちを取ろうが結局同じことである。
世論としても
「いずれ消費税が上がるのはしかたがない」
というのがコンセンサスであろう。
だから消費税問題の件で落選したというのは誤りだ。
政治主導から官僚主導に逆戻りの件も同様だ。
わたしの感覚からすると、鳩山政権のような政策立案能力のない政治家がムリヤリ政治主導とでしゃばるよりは、まだマトモな官僚主導でやってもらったほうがマシだと思う。
そういう意味では官僚主導に逆戻りするのは歓迎だ。
世論としても
「今の首相は官僚の言いなりになっていて何もできていない」
なんて意見は聞いたことが無いのがフツーではなかろうか。
では、なぜ民主党は負けたのか。
「こいつら信用するに値しない」
「自民より少しはマシなことを期待したのに、フタをあけたら自民より酷かった」
と世論に思われたのが原因ではなかろうか。
そもそも民主党の議員の発言には、あきらかに考えなしに発言しているものがあまりにも多く、
「この人に政策立案をさせるわけにはいかない」
と肌で感じてしまう人の割合が突出して高い気がする。
最近の考えなしの代表例としては先の仙谷官房長官の日韓条約見直し発言だろう。
民主党の議員からは、もし自分と意見が違っていたとしても、他人がそう思うに足ると思わせるだけの説得力を持った発言はほとんど見当たらない。
だから信用するに値しない。
わたしは右翼傾向にあるが、しかしマジメに議論ができる博識な左翼であれば尊敬する。
単に「かわいそう」とか「平和!」とかしか言わないような、感情論むき出しの考えなしの左翼ならば嘲笑する。
この問題はそういうところにあるものだ。
もうすこし勉強して出直してほしい。
少なくとも単なる1有権者に嘲笑されるようなレベルの低いことは言わないくらいに。
当人によれば、
「ネガティブキャンペーンに使われてしまった」
というのが原因だそうだ。
これは正しいのか。
あまり正しいとは言いがたい気がする。
たしかにネガティブキャンペーンっぽい展開にはなっていた。
しかし、アメリカの選挙でよくあるようなネガティブキャンペーンではなかった。
いわゆる人格否定や揚げ足取りのようなものではなかった。
では、どういうネガティブキャンペーンだったのか。
たしかに言葉じりは汚いものが多かった。
しかし内容を精査してみると、千葉景子が特に強く推進する政策を列挙しているにすぎないものがほとんどである。
言葉じりが汚くなかったとしたら、それは選挙応援とも取れそうなものも多いのだ。
つまりどういうことか。
千葉景子はネガティブキャンペーンに使われてしまったから落選したのではない。
千葉景子が特に強く推進する政策が世間に知れ渡ったから落選したのだ。
ようするに政治家として全否定されたわけだ。
その証拠に、おなじく国益軽視ランキング上位ホルダーである円より子も仲良く落選したではあるまいか。
しかし、当の本人は
「夫婦別姓、人権擁護は否定されていない」
といい、
「より前に進めて道筋をつける」
と言っている。
そして落選議員のご身分で大臣続投だ。
はなしにならんとは、まさにこのことだ。
次に民主党全体の敗因にうつりたい。
民主党が負けるのは事前予測どおりであって、とくにサプライズはない。
問題はその敗因分析である。
TV系のマスコミは次の2種類くらいしか要因分析をしてはいない。
1つ目。
消費税問題の件。
2つ目。
政治主導から官僚主導に逆戻りの件。
これはとてもじゃないが正しいとは思いがたい。
消費税の件でいうと、これはけっこう前から自民党が小出しにしていた案件であって、どっちを取ろうが結局同じことである。
世論としても
「いずれ消費税が上がるのはしかたがない」
というのがコンセンサスであろう。
だから消費税問題の件で落選したというのは誤りだ。
政治主導から官僚主導に逆戻りの件も同様だ。
わたしの感覚からすると、鳩山政権のような政策立案能力のない政治家がムリヤリ政治主導とでしゃばるよりは、まだマトモな官僚主導でやってもらったほうがマシだと思う。
そういう意味では官僚主導に逆戻りするのは歓迎だ。
世論としても
「今の首相は官僚の言いなりになっていて何もできていない」
なんて意見は聞いたことが無いのがフツーではなかろうか。
では、なぜ民主党は負けたのか。
「こいつら信用するに値しない」
「自民より少しはマシなことを期待したのに、フタをあけたら自民より酷かった」
と世論に思われたのが原因ではなかろうか。
そもそも民主党の議員の発言には、あきらかに考えなしに発言しているものがあまりにも多く、
「この人に政策立案をさせるわけにはいかない」
と肌で感じてしまう人の割合が突出して高い気がする。
最近の考えなしの代表例としては先の仙谷官房長官の日韓条約見直し発言だろう。
民主党の議員からは、もし自分と意見が違っていたとしても、他人がそう思うに足ると思わせるだけの説得力を持った発言はほとんど見当たらない。
だから信用するに値しない。
わたしは右翼傾向にあるが、しかしマジメに議論ができる博識な左翼であれば尊敬する。
単に「かわいそう」とか「平和!」とかしか言わないような、感情論むき出しの考えなしの左翼ならば嘲笑する。
この問題はそういうところにあるものだ。
もうすこし勉強して出直してほしい。
少なくとも単なる1有権者に嘲笑されるようなレベルの低いことは言わないくらいに。