教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

最終兵器ジェットエンジンが来た!

2010-07-30 00:08:22 | オタネタ全般
来た!
ジェットエンジンが来た!

何がって!?
ストライクウィッチーズの世界にだ!
(2の4話)



世の中にはスチームパンクという言葉がある。
蒸気機関や内燃機関のレシプロカルエンジンは発明されてはいるが、ジェットエンジンは発明されておらず、電気は照明用くらいにしか使われていない世界。
そんな中において機械工学だけ異常に発達した世界感のことをスチームパンクという。

スチームパンクの代表例というと、ラピュタを挙げればいいのではなかろうか。
もっとコテコテなものならスチームボーイがまさにそれだ。

さて。
このスチームパンクの世界では、ジェットエンジンは使わないことがある種のオヤクソクである。
なぜなら、プロペラのほうが味があるし、機械的可動構造というのはスチームパンクの世界に最もふさわしいものだからだ。

しかし!
実はあえてジェットエンジンを使うことも少なくない。
だが、そのときには必ず特別な意味を携えて現れる。



たとえばバトルガレッガがそうだ。
バトルガレッガの世界では、主人公である天才技術者ウェイン兄弟がかつて作ってしまった高性能戦闘機を破壊するため、さらにそれを上回る一品モノの戦闘機を自作し、たった2人で国家を相手に戦いを挑むという設定になっている。

しかし、ステージ5で姿を見せたのは拠点防衛戦闘機ブラックハート。
こいつは自分たちのいた頃には実用化できていなかったジェットエンジンを積んで現れた。

そこには圧倒的な高火力と絶望的な戦力差が待っていた。
それはジェットエンジンの高出力の賜物であることは明白だった。

はじめてそれに相対したものは必ずあっという間に命を落とす。
しかし、世の多くのシューターはその戦闘の美しさに魅了された。
そして、ブラックハートにまで自分の腕で到達できないシューターは、人のプレイを横から眺めて心に涙し、そして強くなろうと決意した。
あの頃のシューティング界はバトルガレッガのブラックハートを中心に回っていたのだ。

「これがジェットエンジンか・・・」
そう悟らざるを得なかった瞬間だったのだ。



バトルガレッガだけではない。
19XXも似たような設定になっている。

19XXといったら何といっても高々度亜音速戦斗機F・ブラッカーしかない。
恐るべき旋回性、ありえない耐久性、異常な弾幕、超音速を意識した翼面、どれをとっても他のボスとは違っていた。

ブラックノイズと合体しバーニアを噴いたときなんか、避けられもせずに瞬殺された。
実に悔しかった。

F・ブラッカーは何が違ったのか。
作品中、唯一ジェットエンジンを積んだマシンなのだ。



スチームパンクの世界でジェットエンジンが現れたときには必ず特別な意味を携えて現れる。
オーパーツのような異常に高い性能を携えて現れる。

そしてそれが、ついにストライクウィッチーズにも現れた。
これを期待せずに何といおう。

きっと、1話かぎりでは終わらないに決まっている。
最後の最後で秘密兵器として再登場するに決まっている。
・・・そう願って楽しみにしていようではないか。



追伸:

現実世界の現代においてはジェットエンジンだからってどうだとか言うようなありがたさはない。
ふつーに旅客機にもついてるしね。