キャピタルフライトとは。
とある国から外国に資本が大脱走している状況のことを言う。
その副作用として必ず通貨は暴落する。
たとえばアジア通貨危機のころの韓国とか。
たとえばリーマンショック前後のころの韓国とか。
さて。
世間では
「日本の財政は危機的だ! いつかキャピタルフライトが起きるぞ!」
と言ってるヤツは少なからずいる。
これは本当か?
日本の財政が危機的なのはたしかだ。
だが当面の間は日本からキャピタルフライトが起きるとは思えん。
だが。
将来的にもキャピタルフライトが起きないのかどうかは不明だ。
用心するにこしたことはない。
では。
キャピタルフライトが起きる兆候はどうやってつかめば良いのだろうか?
キャピタルフライトが起きてしまうとその国の通貨は大暴落する。
だが、起きた後に気がついても遅い。
だから、通貨が安くなりはじめた兆候をつかむことが大事だと思われる。
円が通貨安になる場合はどんな場合なのだろうか?
世界的に景気が良くなって、超低金利の円よりも景気の良い高金利通貨が好まれて、円安になる。
だがこれはキャピタルフライトとは言わんだろう。
世界的に景気が良くなったんなら良いことだ。
本来のキャピタルフライトの意味するところはそうではない。
その国の信用が消し飛んだことで発生する場合の通貨安だけをキャピタルフライトと定義しても間違いではなかろう。
仮に円の信用がなくなったとしたらどうなるか?
みんな銀行預金を下ろしてドルに替えたがるはずだ。
銀行は預金がなくなると、これまでの融資を引き上げ、手持ちの国債を換金し、ポジションを調整する。
そうすると金利が上がる。
では、金利の上昇と円安がセットになった場合はキャピタルフライトの兆候と言えるのか?
半々かな。
景気が良くなった場合も金利は上昇するし、また円安にもなりやすい。
これじゃあ区別がつかないな。
では何を見ればいいのか?
円は避難通貨として買われることが多い。
景気の悪化の兆候が現れれば円が買われる。
その逆もしかり。
ならば。
景気の悪化のニュースが入ったにもかかわらず円安になればキャピタルフライトなのか?
これだけでは判断材料としては少なすぎるような。
日本には円安歓迎派のほうが多いからな。
だが。
もしそのときに円安が歓迎されないとしたら。
日銀がドルを売って円の買い介入をする・・・なんて聞いたこともないような介入が入ると思われる。
まあ、日銀砲ぶっぱなせば解決するくらいの問題ならたかが知れている。
他には。
通貨の防衛方法としては、国内の景気を犠牲にして金利を上げるという武器がある。
金利を上げて通貨の魅力を増す作戦・・・というと聞こえがいいが、その実態は空売り勢が支払わなければならないスワップ金利を高くして嫌がらせをする作戦・・・というほうが近いような気がする。
これはソロスとBOEが戦争したときに使われたので有名なテクニックだし、金本位制のころはむしろこの方法がふつうだった。
ということは?
景気の悪化のニュースが入ったにもかかわらず、円安になり、かつ金利が上昇すれば、キャピタルフライトの兆候といってもいいはずだ。
あと10年後か20年後か知らんが、いつかそういうときが来るかもしれない。
そのときは、早々と円の銀行預金から逃げ出し、さらには円建てで為替差益さえ得られるよう、バッチリ身構えておこうではないか。
とある国から外国に資本が大脱走している状況のことを言う。
その副作用として必ず通貨は暴落する。
たとえばアジア通貨危機のころの韓国とか。
たとえばリーマンショック前後のころの韓国とか。
さて。
世間では
「日本の財政は危機的だ! いつかキャピタルフライトが起きるぞ!」
と言ってるヤツは少なからずいる。
これは本当か?
日本の財政が危機的なのはたしかだ。
だが当面の間は日本からキャピタルフライトが起きるとは思えん。
だが。
将来的にもキャピタルフライトが起きないのかどうかは不明だ。
用心するにこしたことはない。
では。
キャピタルフライトが起きる兆候はどうやってつかめば良いのだろうか?
キャピタルフライトが起きてしまうとその国の通貨は大暴落する。
だが、起きた後に気がついても遅い。
だから、通貨が安くなりはじめた兆候をつかむことが大事だと思われる。
円が通貨安になる場合はどんな場合なのだろうか?
世界的に景気が良くなって、超低金利の円よりも景気の良い高金利通貨が好まれて、円安になる。
だがこれはキャピタルフライトとは言わんだろう。
世界的に景気が良くなったんなら良いことだ。
本来のキャピタルフライトの意味するところはそうではない。
その国の信用が消し飛んだことで発生する場合の通貨安だけをキャピタルフライトと定義しても間違いではなかろう。
仮に円の信用がなくなったとしたらどうなるか?
みんな銀行預金を下ろしてドルに替えたがるはずだ。
銀行は預金がなくなると、これまでの融資を引き上げ、手持ちの国債を換金し、ポジションを調整する。
そうすると金利が上がる。
では、金利の上昇と円安がセットになった場合はキャピタルフライトの兆候と言えるのか?
半々かな。
景気が良くなった場合も金利は上昇するし、また円安にもなりやすい。
これじゃあ区別がつかないな。
では何を見ればいいのか?
円は避難通貨として買われることが多い。
景気の悪化の兆候が現れれば円が買われる。
その逆もしかり。
ならば。
景気の悪化のニュースが入ったにもかかわらず円安になればキャピタルフライトなのか?
これだけでは判断材料としては少なすぎるような。
日本には円安歓迎派のほうが多いからな。
だが。
もしそのときに円安が歓迎されないとしたら。
日銀がドルを売って円の買い介入をする・・・なんて聞いたこともないような介入が入ると思われる。
まあ、日銀砲ぶっぱなせば解決するくらいの問題ならたかが知れている。
他には。
通貨の防衛方法としては、国内の景気を犠牲にして金利を上げるという武器がある。
金利を上げて通貨の魅力を増す作戦・・・というと聞こえがいいが、その実態は空売り勢が支払わなければならないスワップ金利を高くして嫌がらせをする作戦・・・というほうが近いような気がする。
これはソロスとBOEが戦争したときに使われたので有名なテクニックだし、金本位制のころはむしろこの方法がふつうだった。
ということは?
景気の悪化のニュースが入ったにもかかわらず、円安になり、かつ金利が上昇すれば、キャピタルフライトの兆候といってもいいはずだ。
あと10年後か20年後か知らんが、いつかそういうときが来るかもしれない。
そのときは、早々と円の銀行預金から逃げ出し、さらには円建てで為替差益さえ得られるよう、バッチリ身構えておこうではないか。