かつて世界を制した日の丸半導体。
(実際には世界を制したとまで言うのは当時でさえ吹かしすぎだったが)
ここにきて日の丸半導体は構造転換に失敗した代表例になっている。
そしてその筆頭を飾るのが、
先日倒産したエルピーダ。
いままさに倒産しかかっているルネサスエレクトロニクス。
さて。
既に倒産実績があるのはエルピーダだが、
世間ではルネサスのほうがむしろダメ扱いされている。
なぜか?
ぱっと見でもいろんな理由を思いつく。
エルピーダは大胆だったが、ルネサスは大胆なことは何もしなかった。
エルピーダはラインナップの統廃合を進めた代表格だが、ルネサスはラインナップの統廃合の遅れた代表格だった。
エルピーダは社長のリーダーシップを感じたが、ルネサスは社長の存在感がまるでない。
エルピーダはSOCにノータッチだったが、ルネサスはSOCに社運を賭けた。
・・・とまあ、こんな具合にいくらでも出てくる。
だから世間では容易にルネサスのほうにより冷たくあたる。
そしてこういうことは当のルネサスの社員のほうがより切実に感じていることと思う。
だが!
ルネサスにもいいところはある。
ルネサスもある面ではすばらしい会社だ。
にもかかわらず!
それを誰も語ろうとしない!!
なぜだ!?
ということで。
今回はルネサスのいいところを語りたい。
ルネサスというとマイコン。
特に車載向け。
だが、わたしはルネサスのマイコンはほとんど触ったことがない。
だからルネサスのマイコンに関しては良し悪しはよくわからない。
なので、わたしが触ったことのあるアナログ系の部品について語りたい。
ルネサスは品質に限っては100点満点でもいいんじゃないかとい気がする(でもトラブルが全く発生しないという意味ではないよ)。
時に部品の評価で過負荷をかけてどのへんで壊れるのか試しに見てみることもあるが、ルネサスの部品はマージンをかなり大きめにとっている設計になっていて、ちょっとやそっとじゃ全然壊れない。
欧米系はメーカーの個体差が大きいが、意外に品質が悪いところが少なくない。
サムソンは30点もやりたくない。
わたしだったらサムソンの部品の倍の値段でもルネサスにする(とはいってもラインナップはかぶってないけどさ)。
では。
値段はどうかというとだな。
欧米系のメーカーにくらべて桁違いに近いくらい安い。
輸入商社から欧米系のメーカーの見積もりをとった後にルネサスの値段を見ると、大概ありえないくらい安くてビックリする。
それをさきの輸入商社に返すと
「うちがそんな値段で出せるわけないですわw 値段が勝負ならうちはあきらめますw」
と一笑にふされてしまうくらいなのだ。
ルネサスは値段は倍にしてもいい。
品質を考えれば値段が5倍でも買うかもしれない。
そういう意味ではルネサスはすばらしい。
ルネサスでいいのがあれば今後ともぜひ使いたい。
しかし!
ちょっと値段が高くなるのはガマンするから性能がいいものが欲しいときにはルネサスはヒットしない。
たとえば
「5V系で使えるFET入力のコンパレータ、なんでもいいから何かそんなの」
というくらいテキトーな条件でさがせばルネサスになる。
だが、帯域がどれくらい欲しいだとかいう具合に性能を要求した瞬間にアナログデバイセズだかどこだかにせざるを得なくなる。
桁違いに近いくらい値段が高くなるのだが、性能には代えられないときも少なくないわけだ。
欧米系のアナログ専業メーカーの部品は性能がいい。
とはいっても欧米系のアナログ専業メーカーが必ずしも性能面で優位性があるかというと、細かいとこをつつけばそうでもない。
TIはデジタルの制御回路を混在させられる高耐圧プロセスが長らくなかったし、
リニアテクノロジーはパワーデバイス混在が苦手でFET外付けのめんどくさいSWレギュレータばかりだし、
旧バーブラウン系はカタログスペックはすばらしいのに現物を測ったらアレだって事が少なくなかったし、
まあ各社とも性能面でもいろいろある。
こんな具合に多少違いはあるものの、肝心の性能でルネサスが見劣りするのは確かな事実だ。
世間の人のイメージでいうと、日の丸半導体とは
「品質や性能は世界最高なはずだ! でも値段が高くて売れないらしいね…」
ということになっている。
たしかにエルピーダはそのとおりだと思う。
しかし!
ルネサスに限ってはそうではない。
ルネサスの品質が最高なのは間違いない。
だがルネサスの性能はすばらしいとは言いがたい。
ただし値段はべらぼうに安い。
それがルネサスだ。
世間の人のイメージとまるで違うのだよ。
(でもマイコンはどうか知らんよ)
(実際には世界を制したとまで言うのは当時でさえ吹かしすぎだったが)
ここにきて日の丸半導体は構造転換に失敗した代表例になっている。
そしてその筆頭を飾るのが、
先日倒産したエルピーダ。
いままさに倒産しかかっているルネサスエレクトロニクス。
さて。
既に倒産実績があるのはエルピーダだが、
世間ではルネサスのほうがむしろダメ扱いされている。
なぜか?
ぱっと見でもいろんな理由を思いつく。
エルピーダは大胆だったが、ルネサスは大胆なことは何もしなかった。
エルピーダはラインナップの統廃合を進めた代表格だが、ルネサスはラインナップの統廃合の遅れた代表格だった。
エルピーダは社長のリーダーシップを感じたが、ルネサスは社長の存在感がまるでない。
エルピーダはSOCにノータッチだったが、ルネサスはSOCに社運を賭けた。
・・・とまあ、こんな具合にいくらでも出てくる。
だから世間では容易にルネサスのほうにより冷たくあたる。
そしてこういうことは当のルネサスの社員のほうがより切実に感じていることと思う。
だが!
ルネサスにもいいところはある。
ルネサスもある面ではすばらしい会社だ。
にもかかわらず!
それを誰も語ろうとしない!!
なぜだ!?
ということで。
今回はルネサスのいいところを語りたい。
ルネサスというとマイコン。
特に車載向け。
だが、わたしはルネサスのマイコンはほとんど触ったことがない。
だからルネサスのマイコンに関しては良し悪しはよくわからない。
なので、わたしが触ったことのあるアナログ系の部品について語りたい。
ルネサスは品質に限っては100点満点でもいいんじゃないかとい気がする(でもトラブルが全く発生しないという意味ではないよ)。
時に部品の評価で過負荷をかけてどのへんで壊れるのか試しに見てみることもあるが、ルネサスの部品はマージンをかなり大きめにとっている設計になっていて、ちょっとやそっとじゃ全然壊れない。
欧米系はメーカーの個体差が大きいが、意外に品質が悪いところが少なくない。
サムソンは30点もやりたくない。
わたしだったらサムソンの部品の倍の値段でもルネサスにする(とはいってもラインナップはかぶってないけどさ)。
では。
値段はどうかというとだな。
欧米系のメーカーにくらべて桁違いに近いくらい安い。
輸入商社から欧米系のメーカーの見積もりをとった後にルネサスの値段を見ると、大概ありえないくらい安くてビックリする。
それをさきの輸入商社に返すと
「うちがそんな値段で出せるわけないですわw 値段が勝負ならうちはあきらめますw」
と一笑にふされてしまうくらいなのだ。
ルネサスは値段は倍にしてもいい。
品質を考えれば値段が5倍でも買うかもしれない。
そういう意味ではルネサスはすばらしい。
ルネサスでいいのがあれば今後ともぜひ使いたい。
しかし!
ちょっと値段が高くなるのはガマンするから性能がいいものが欲しいときにはルネサスはヒットしない。
たとえば
「5V系で使えるFET入力のコンパレータ、なんでもいいから何かそんなの」
というくらいテキトーな条件でさがせばルネサスになる。
だが、帯域がどれくらい欲しいだとかいう具合に性能を要求した瞬間にアナログデバイセズだかどこだかにせざるを得なくなる。
桁違いに近いくらい値段が高くなるのだが、性能には代えられないときも少なくないわけだ。
欧米系のアナログ専業メーカーの部品は性能がいい。
とはいっても欧米系のアナログ専業メーカーが必ずしも性能面で優位性があるかというと、細かいとこをつつけばそうでもない。
TIはデジタルの制御回路を混在させられる高耐圧プロセスが長らくなかったし、
リニアテクノロジーはパワーデバイス混在が苦手でFET外付けのめんどくさいSWレギュレータばかりだし、
旧バーブラウン系はカタログスペックはすばらしいのに現物を測ったらアレだって事が少なくなかったし、
まあ各社とも性能面でもいろいろある。
こんな具合に多少違いはあるものの、肝心の性能でルネサスが見劣りするのは確かな事実だ。
世間の人のイメージでいうと、日の丸半導体とは
「品質や性能は世界最高なはずだ! でも値段が高くて売れないらしいね…」
ということになっている。
たしかにエルピーダはそのとおりだと思う。
しかし!
ルネサスに限ってはそうではない。
ルネサスの品質が最高なのは間違いない。
だがルネサスの性能はすばらしいとは言いがたい。
ただし値段はべらぼうに安い。
それがルネサスだ。
世間の人のイメージとまるで違うのだよ。
(でもマイコンはどうか知らんよ)