教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

LED電球のこと

2013-11-17 23:21:12 | 科学
LED電球、あっという間に1/10まで値段が下がってしまった。
こうなるともう、わざわざ白熱電球を買おうというヤツのほうがキテレツな部類に入る。
我輩だって、我が家の白熱電球が切れたら、とりあえず電気屋にいっていちばん安いあたりのLED電球を買って帰る。

しかし!

LED電球にはいくつか罠があることを知る人は少ない。



白熱電球は手を近づけると暖かい。
蛍光灯だってそういう傾向にある。

だが、LED電球は手を近づけても暖かくない。

ということは?

白熱電球はエネルギー損失を赤外線のかたちで外に放出しているが、
LED電球のエネルギー損失は自分自身が温まるほうに全部使ってしまうのだ。

で、どうなるかというと?

(1)
熱が全く逃げないような構造のところにLED電球をつけると、LEDのくせにあっさり寿命が来てしまう。

世の中には
「LED電球なんてすぐ壊れる」
なんてことを言っているヤツが稀にいるようだが、それはそいつの使い方が悪いケースのほうが多いはずだ。

これはメーカーに文句言ってもどうにもならんので自分で解決するしかない。

(2)
放熱の設計がヘタクソなLED電球を買ってしまうと、LEDのくせにあっさり寿命が来てしまう。

だいたい熱抵抗を下げるにはコストがかかる。
だからそこのコストをケチったような安かろう悪かろうなLED電球を買うと痛い目にあう。
これは我々(アナログ電子回路の技術屋)でも両方バラして見比べないとわからんだろうと思うくらいで、ふつうの人がそれに注意して買うのは難しい。

で、どうすればいいかというとだな。
とりあえず国内の大手電機メーカー製のもの買っとけば多分大丈夫だろう、というくらいしか言うことがない。



この方法、実はもう1つ大きなメリットがある。

LED電球の中核部品であるLEDそのもの。
変なLED電球を買ってしまうと、これが韓国製であるかもしれないのだ。

韓国製半導体のクソっぷりは会社で良く知っている。
わたしが自分で設計した回路には韓国メーカーのものは今まで一切使っていないし、検討の土台にあげたことも一切ない。
わざわざ金出して韓国製を買うなんて、よほどお金に困っているのでない限りしないほうがいいとわたしは言いたい。

LEDそのものを作れるメーカーは限られる。
LEDそのものが入手可能であれば、個人でさえ入手可能なのだから誰でも入手できるわけだが、そうなればLED電球なんて案外カンタンに作れる。
コストやサイズなどをメーカー製同等にしろと言わないなら我輩が自作することもできる程度のものでしかない。
だから国内メーカー製だったとしてもLEDが韓国製なんてことは十分ありうる。

ということで。
どうせ買うならLEDを社内で作っている国内のメーカーのLED電球にしたほうが無難だ。
例えば、パナソニック、東芝、シャープあたりがそれだ。

これはTVを買うときにも同じことが起こる。
液晶パネルメーカーを抱えている国内の会社なら液晶パネルも国産の可能性が高い。
だがそれ以外となると、国産なのに液晶パネルが韓国製だなんてことはありうる。