教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ラピュタの合唱で気がめいる

2013-11-24 20:55:01 | オタネタ全般
海外「これが俺の国の国歌なら…」 800人の『ラピュタ』合唱に外国人鳥肌
http://kaigainohannoublog.blog55.fc2.com/blog-entry-1001.html



これは渋い!
・・・と思ったのだが。

その映像版の



久石讓 in 武道館 -- 天空の城 ラピュタ-君をのせて
http://www.youtube.com/watch?v=WXEZP03JtOI



を見てすごく嫌な記憶を思いだした。

冒頭部分を見てほしい。

児童が学徒動員されているのだが。
その顔を見てどう思うだろうか?
わたしにはそれが北朝鮮の合唱団のように見えるが、皆様いかがか?

べつにこの子らが<ヽ`∀´> の血縁っぽいツラがまえだなどと言いたいわけではない。
この表情が、自分のしたいことを全て否定され、ただひたすら家畜のように役割をこなすことを強要される、そんな選択肢のない人生に半分すねて半分達観している顔のように見える。
もうちょっと具体的に言えば、我輩の経験した嫌な学校生活を思いだす表情なのだ。
上で”北朝鮮の合唱団のように見える”と書いたが、”そこが北朝鮮のようであり、そこと同じものが見える”というのが本心により近い。

そこではあらゆる個性が否定された。
ありとあらゆる行為の裁量が制限された。
当時は人生とはこういうものかと思っていたのでそれが嫌だったという感覚はなかったが、当時わたしはひたすら荒れていて凶暴だった。

あるとき校長が「個性豊かに(以下略)」と言ったことがある。
それを聞いた瞬間に「こいつは狂っている」と当時確信したものだ。

個性豊かにとは、今にして思えば、自分の価値観とは違うものの存在を容認することである。
極論すると、
「あなたは自分の信じる神に恥じない行為をしなさい」
と人に言えますか?…という問題だ。
「我々に対してロボットのように従順になるまでぶん殴ります」
というどっかの中学校のような教育は断じて間違っている。

わたしは上の合唱の学徒動員が少し心配である。
当時のわたしだったらラピュタが大嫌いになっているだろうし、練習の段階でどっかの誰かを殴っているような気がする。
素行不良のためメンバーから外すぞと脅かされでもすれば、当時のわたしなら嬉々として家に帰るだろう。



この映像、大人はいい顔しているんだよ。
この大舞台の一員に自分もなれた充実感が出ているようないい顔してるんだよ。

でも子供はそうじゃないんだ。
みんなそれをわかってやれよ。