知り合いの不動産屋に聞くところによると、最近はどうやら賃貸マンションの家賃の値下げ交渉をしてくるヤツがけっこう多いらしい。
大阪をのぞけば家電量販店みたいなそこらへんの店で値下げ交渉をしてくるヤツなんてまずいないはずなのだが、賃貸マンションはそうではなくなっているようだ。
なぜこのように世間が変化したのかまでは知らんし、見当もつかん。
不動産屋からも、
「値下げ交渉をしてくるヤツがいるから、あと2000円ほど安くならないかと言われるかもよ?」
とは言われていた。
そしてだな。
今回そういうヤツに当たったわけなのだが…。
さてどうしたものか。
ここで物件のオーナーはいろんなことが頭をよぎる。
「せっかくお客さんがつきそうなんだから、ほんの少し家賃を下げただけで入居してくれるんならそれでいいんじゃないか…?」
「相手は個人だから、なしのつぶてで断ったら相手の心証を悪くしてしまい、せっかく借りてくれそうだったのに逃げられやしないか…?」
「ほかに候補の物件があって、そこと比べてわずかに家賃が高いから、そこと同額以下に下げてくれと言っているのだろうか…?」
とはいっても、いくら悶々としても真実はわからない。
さて、オーナーはどうやって値下げ交渉に勝てば良いのだろうか?
ここでとったわたしの方法を紹介する。
「テンプレの契約書では、契約期間は2年になっていて、入居から1年未満の解約の場合は解約ペナルティーを科すようになっていますよね。
で、その解約ペナルティーを2年にするのであれば家賃あと1000円下げます」
と返した。
交渉窓口の不動産屋はそれを賃借希望者に伝えたところ、即答しなかったようだが、
「それなら今までの条件でいいです…」
ということになった模様。
ようするに家賃値下げ交渉に勝ったわけ。
こういう交渉事で、もし相手が商売人の場合は
「お願いだからもっと安くしてよ!」
といってもたいがいは時間のムダなのであって、
「これいらないからその分の○○円だけ安くしてよ!」
とか
「あと○○円安くしてくれないんだったら、俺はあんたらより安いこっちの人に乗り換えるからね!」
とか言わないと交渉にならない。
こういうのはたとえば債券の価格の変動にも同じリクツが通る。
たとえば満期までの期間が長いものほど金利が高い(たまに例もある)。
これは、
「満期までに何があるかわからんというリスクを余分にかぶってやるから、その分だけ余分に金利をよこせ」
「満期までが短いヤツだったら金利が低くてもガマンしてやる」
という暗黙の交渉が市場原理で働いた結果である。
わたしはそういうリクツで返事したわけだ。
とはいっても、なぜこれで交渉に勝てたのかはよくわからん。
1年ちょっとで退去する予定があるのかどうなのかと勘繰っても答えが出るわけではないし、見当もつかん。
ただ、こっちはシロウトとはいえセミプロ、相手はただの一般人、そもそも相手側には分が悪いのかもしれないという気もする。
これが店舗物件だったら相手も商売のプロなだけに、なかなかそうもいかなそうな気はするけどね。
大阪をのぞけば家電量販店みたいなそこらへんの店で値下げ交渉をしてくるヤツなんてまずいないはずなのだが、賃貸マンションはそうではなくなっているようだ。
なぜこのように世間が変化したのかまでは知らんし、見当もつかん。
不動産屋からも、
「値下げ交渉をしてくるヤツがいるから、あと2000円ほど安くならないかと言われるかもよ?」
とは言われていた。
そしてだな。
今回そういうヤツに当たったわけなのだが…。
さてどうしたものか。
ここで物件のオーナーはいろんなことが頭をよぎる。
「せっかくお客さんがつきそうなんだから、ほんの少し家賃を下げただけで入居してくれるんならそれでいいんじゃないか…?」
「相手は個人だから、なしのつぶてで断ったら相手の心証を悪くしてしまい、せっかく借りてくれそうだったのに逃げられやしないか…?」
「ほかに候補の物件があって、そこと比べてわずかに家賃が高いから、そこと同額以下に下げてくれと言っているのだろうか…?」
とはいっても、いくら悶々としても真実はわからない。
さて、オーナーはどうやって値下げ交渉に勝てば良いのだろうか?
ここでとったわたしの方法を紹介する。
「テンプレの契約書では、契約期間は2年になっていて、入居から1年未満の解約の場合は解約ペナルティーを科すようになっていますよね。
で、その解約ペナルティーを2年にするのであれば家賃あと1000円下げます」
と返した。
交渉窓口の不動産屋はそれを賃借希望者に伝えたところ、即答しなかったようだが、
「それなら今までの条件でいいです…」
ということになった模様。
ようするに家賃値下げ交渉に勝ったわけ。
こういう交渉事で、もし相手が商売人の場合は
「お願いだからもっと安くしてよ!」
といってもたいがいは時間のムダなのであって、
「これいらないからその分の○○円だけ安くしてよ!」
とか
「あと○○円安くしてくれないんだったら、俺はあんたらより安いこっちの人に乗り換えるからね!」
とか言わないと交渉にならない。
こういうのはたとえば債券の価格の変動にも同じリクツが通る。
たとえば満期までの期間が長いものほど金利が高い(たまに例もある)。
これは、
「満期までに何があるかわからんというリスクを余分にかぶってやるから、その分だけ余分に金利をよこせ」
「満期までが短いヤツだったら金利が低くてもガマンしてやる」
という暗黙の交渉が市場原理で働いた結果である。
わたしはそういうリクツで返事したわけだ。
とはいっても、なぜこれで交渉に勝てたのかはよくわからん。
1年ちょっとで退去する予定があるのかどうなのかと勘繰っても答えが出るわけではないし、見当もつかん。
ただ、こっちはシロウトとはいえセミプロ、相手はただの一般人、そもそも相手側には分が悪いのかもしれないという気もする。
これが店舗物件だったら相手も商売のプロなだけに、なかなかそうもいかなそうな気はするけどね。