奴「なんか解散するとか言ってるけど」
俺「ああ衆院のあれね。なんかそんなこと言ってるのどっかで見たけど、どーでもいいかな」
奴「なんで?」
俺「政治家の言うことだからなー。政治ってのは基本的にショーだから言ってることそのまま鵜呑みにしないほうがいいのでは」
奴「解散するメリットって何だと思ってる?」
俺「全く知らん。あんたはどう思ってるの?」
奴「景気が良くならないのが世間にバレる前に解散して勝っておけば当面安泰ってことなんじゃないかな」
俺「なるほどね。で、景気が良くならないってのはどこから見た話なんで?」
奴「いやなんか良くなってないじゃん」
俺「GDPの速報値の話じゃないのね」
奴「そっちは見てないから知らん」
俺「じゃあそれはいいや」
奴「あのさ、景気が回復してるって言うけどさ、」
俺「なに?」
奴「景気が回復してる実感が全く無いんだけど」
俺「んー、じゃあさ、たとえば2012年ごろの民主党政権のころにプチ不況みたいだったころさ、景気が悪かった実感ってあんまりなかったんじゃない? もしそうだとしたらそんなもんじゃないのかな」
奴「なんで給料が上がらないのかなってさ」
俺「すでに若干上昇傾向にあるんじゃないか? バイトの時給もちょいと上げ気味にしないと集まりが悪いっぽいみたいだし」
奴「そんな感じはないけど」
俺「そうか?」
奴「俺の給料が上がらないからだよ」
俺「そりゃー確率の問題だな」
奴「どゆこと?」
俺「たとえば転職したときに前に転職した場合より少し給料が良くなるかもしれないし、失業しても失業期間が前より少し短くなるかもしれないし、ってこと」
奴「じゃあ俺には関係ないわけ?」
俺「だから、確率的にわずかに給料が上がってるんじゃないの?ってこと」
奴「それ意味ないじゃん」
俺「つまりアベノミクスなんて意味ないって言いたいわけね」
奴「そうそう」
俺「いやそうでもない」
奴「なんで?」
俺「たとえばだな。宝くじを買ってスカだったからっていってムダだったって言うのと同じことだよそれは」
奴「そうかな」
俺「宝くじはごくまれな確率で億単位の銭が手に入るのがミソなわけであって、外れたからっていって宝くじのシステム自体を否定するのは単なるひがみに近いというか何というかだと思わない?」
奴「それってさー…」
俺「?」
奴「俺の給料が上がらないのに人の給料が良くなったことを喜んでよしとするほど俺は聖人じゃあないよ」
俺「そうじゃなくて」
奴「?」
俺「自分の分け前の期待値が上がったことを素直に喜んでればいいんじゃね?ってことだよ。だからこれは確率の問題なわけで」
奴「なんか納得いかん…」
俺「経済価値は確率でしか語れないことはけっこうたくさんあるよ」
奴「俺は株はやらんからなぁ」
俺「ああ、この場合は自分の労働力が経済価値ってことね」
奴「で?」
俺「株のオプション取引なんてやってると世の中は確率だってことはよくわかるんだけどね」
奴「未来のことを確率で予測できるってこと?」
俺「ちょっとニュアンスが違うかなー。たとえばインプライドボラティリティーってのがあってだな、これは市場にいるヤツらが近い未来にどんだけヤバいことが起きそうかって思ってるかを今の値段から逆算することはできるけど」
奴「えっと…、それってどれくらい信用できるもん?」
俺「うーん、競馬新聞の予想欄くらい信用していいかな」
奴「そんなものあてになるかw」
俺「そのとおり。よくわかってるじゃん」
俺「ああ衆院のあれね。なんかそんなこと言ってるのどっかで見たけど、どーでもいいかな」
奴「なんで?」
俺「政治家の言うことだからなー。政治ってのは基本的にショーだから言ってることそのまま鵜呑みにしないほうがいいのでは」
奴「解散するメリットって何だと思ってる?」
俺「全く知らん。あんたはどう思ってるの?」
奴「景気が良くならないのが世間にバレる前に解散して勝っておけば当面安泰ってことなんじゃないかな」
俺「なるほどね。で、景気が良くならないってのはどこから見た話なんで?」
奴「いやなんか良くなってないじゃん」
俺「GDPの速報値の話じゃないのね」
奴「そっちは見てないから知らん」
俺「じゃあそれはいいや」
奴「あのさ、景気が回復してるって言うけどさ、」
俺「なに?」
奴「景気が回復してる実感が全く無いんだけど」
俺「んー、じゃあさ、たとえば2012年ごろの民主党政権のころにプチ不況みたいだったころさ、景気が悪かった実感ってあんまりなかったんじゃない? もしそうだとしたらそんなもんじゃないのかな」
奴「なんで給料が上がらないのかなってさ」
俺「すでに若干上昇傾向にあるんじゃないか? バイトの時給もちょいと上げ気味にしないと集まりが悪いっぽいみたいだし」
奴「そんな感じはないけど」
俺「そうか?」
奴「俺の給料が上がらないからだよ」
俺「そりゃー確率の問題だな」
奴「どゆこと?」
俺「たとえば転職したときに前に転職した場合より少し給料が良くなるかもしれないし、失業しても失業期間が前より少し短くなるかもしれないし、ってこと」
奴「じゃあ俺には関係ないわけ?」
俺「だから、確率的にわずかに給料が上がってるんじゃないの?ってこと」
奴「それ意味ないじゃん」
俺「つまりアベノミクスなんて意味ないって言いたいわけね」
奴「そうそう」
俺「いやそうでもない」
奴「なんで?」
俺「たとえばだな。宝くじを買ってスカだったからっていってムダだったって言うのと同じことだよそれは」
奴「そうかな」
俺「宝くじはごくまれな確率で億単位の銭が手に入るのがミソなわけであって、外れたからっていって宝くじのシステム自体を否定するのは単なるひがみに近いというか何というかだと思わない?」
奴「それってさー…」
俺「?」
奴「俺の給料が上がらないのに人の給料が良くなったことを喜んでよしとするほど俺は聖人じゃあないよ」
俺「そうじゃなくて」
奴「?」
俺「自分の分け前の期待値が上がったことを素直に喜んでればいいんじゃね?ってことだよ。だからこれは確率の問題なわけで」
奴「なんか納得いかん…」
俺「経済価値は確率でしか語れないことはけっこうたくさんあるよ」
奴「俺は株はやらんからなぁ」
俺「ああ、この場合は自分の労働力が経済価値ってことね」
奴「で?」
俺「株のオプション取引なんてやってると世の中は確率だってことはよくわかるんだけどね」
奴「未来のことを確率で予測できるってこと?」
俺「ちょっとニュアンスが違うかなー。たとえばインプライドボラティリティーってのがあってだな、これは市場にいるヤツらが近い未来にどんだけヤバいことが起きそうかって思ってるかを今の値段から逆算することはできるけど」
奴「えっと…、それってどれくらい信用できるもん?」
俺「うーん、競馬新聞の予想欄くらい信用していいかな」
奴「そんなものあてになるかw」
俺「そのとおり。よくわかってるじゃん」