奥日光・戦場ヶ原でトレッキングを楽しんだベコ。
しかし、ここに至るまでには、天気予報との壮絶な闘いがあったのです。
今回は番外編として闘いの記録をご紹介します。
さて、奥日光を訪れたのは7月の3連休である14日〜16日。
例年になく早い梅雨明けに喜んだのもつかの間。
どんより気味の天候が続き、ハラハラドキドキでした。
天候によっては長野方面への変更も考え、天気予報をこまめにチェックしたのです。
何より重要なのがホテルのキャンセル期限。
ビジネスホテルとは違って、観光地の旅館やホテルは3日前からキャンセル料が発生するケースが多いのです。
そのため、4日前の天気予報が最終判断の決め手となるのですが、これがまたホントに頼りない感じ。
あきれるほど当てにならないと実感しました。
今回利用したのは4つのお天気サイト。
気象庁
tenki.jp
ウェザーニュース(以下「ウェザー」)
てんきとくらす(以下「てんき」)
それでは天気予報の記録を時系列でご紹介します。
旅行4日前(7月10日)
ホテルのキャンセル期限である4日前の予報はこうです。
14日 15日 16日
気象庁 / / /
30% 30% 30%
tenki.jp / / /
30% 30% 30%
ウェザー/ /
20% 40% 60%
てんき → →
30% 60% 80%
気象庁とtenki.jpは概ね晴れ予報で、雨は避けられそうな雰囲気。
それに対して、ウェザーとてんきはかなり雲行きが怪しそう。
今回のメインイベントである戦場ヶ原トレッキングを予定している15日のみならず16日にも雨マークです。
4つのサイトを見て驚くのは、かたや晴予報、かたや雨予報と、まったく逆方向の予報。ここまで違いがあるとホントに困ります。怒り心頭の天気予報なのです。
ちなみに、この時点で長野の天気予報は4つのサイトともスッキリ晴れ予報。
長野方面に変更しようか心底悩みましたが、気象庁とtenki.jpの予報に期待して奥日光に決定したのです。
旅行前日(7月13日)
4日前の天気予報のバラバラさに呆れたところですが、実はその後も目まぐるしく予報が変わりテンヤワンヤ。
旅行前日には、次のような予報になりました。
14日 15日 16日
気象庁 / /
10% 20% 30%
tenki.jp ー ー ー
ウェザー ー / /
60% 20%
てんき → / →
0% 20% 20%
tenki.jpとウェザーの一部で記録を失念してしまいました。
気象庁は依然として15日が晴予報ですが、ウェザーは晴れマークながら降水確率60%と不穏な数値。てんきは雨マークです。
ちなみに、晴れマークで降水確率60%と雨マークで20%とは、どちらが良いのか悩みますね。
旅行初日(7月14日)朝
さて、いよいよ奥日光ツアーの初日。
当日朝の予報はこんな感じです。
14日 15日 16日
気象庁 → → ー
10% 30%
tenki.jp → →
?% ?% 20%
ウェザー→ → /
20% 50% 20%
てんき → →
?% ?% 20%
14日は概ね晴れですが、トレッキングの15日はやはり怪しい雲行き。
tenki.jpは完全に曇、ウェザーはなんと降水確率50%です。
場合によっては初日の午後にでも戦場ヶ原トレッキングを敢行する必要があるかもしれません。
ベコ 「本日は晴天なりだべこ」
そして、お昼過ぎに日光に到着。ホテルの送迎バスで奥日光に向けて出発しました。
ところが!
あたりはどんより曇り空。妙に怪しい雲行きなのです。
そして、いろは坂あたりでついに雨が降り始めてしまいました!
しかも、ものすごいどしゃ降りです。
ベコ 「ひょえー、どしゃ降りだべこ!」
慌てて天気予報を見ると、なんとtenki.jpはいつの間にか曇一時雨の予報に変わっています。
いやー、これはヒドイ!
ついさっきまで晴後曇の予報だったものが、知らない間に曇一時雨です。
ちなみに他のサイトはまったく雨マークは出てません。
まるで後出しジャンケンのような天気予報に怒り心頭ですね!
旅行初日(7月14日)夜
さて、湯ノ湖散策を終えた初日の夜。
明日の天気予報が気になるところです。
場合によっては、戦場ヶ原トレッキングを16日に変更する必要があります。
15日 16日
気象庁 / /
20% ?%
tenki.jp ー
30%
ウェザー→ ー
40%
てんき → →
?% 10%
全般的に曇が優勢といった感じですが、
tenki.jpは完全に曇り、ウェザーは雨マークありで降水確率40%。
ちなみに気象庁の予報は曇時々晴なのに、解説欄には「昼過ぎから雨で雷を伴い激しく降る」と書かれているではありませんか!
ホントにのけぞる予報です。
だったらなぜ雷雨の予報にしないのかといぶかしく思うのですが、暗鬱な気分のまま床に就いたのでした。
2日目(7月15日)朝
一夜が明けて2日目を迎えました。
朝起きてビックリ仰天。
なんと外は雲ひとつない快晴の青空なのです。
ええーっ!
ベコも目を疑いましたが、やはり空は抜けるような青空。
さっそく天気予報を確認するとこうです。
15日 16日
気象庁 / /
20% 20%
tenki.jp /
10% 30%
ウェザー →
10% 60%
てんき →
?% ?%
なんとずらりと晴予報が並んているではありませんか。
昨晩の予報は何だったのでしょう。
そんななか、tenki.jpだけこの期に及んで曇予報。
また、気象庁は晴予報ながら、昨日同様に「雷を伴い激しく降る」との解説付き。
しかし、そんな予報とは裏腹に、結果的には気持ちのいい快晴のお天気が1日続きトレッキングも大成功。
曇ることもなく、むしろ陽射しが強過ぎるくらいでした。
また、午後になっても雷の兆しはまったくなく、安心してトレッキングできました。
ちなみに、夕方に天気予報を確認すると、なんとtenki.jpには雨マークが!
きれいな夕日を眺めながら、アホか!とツッコミを入れたのでした。
最終日(7月16日)
さて、無事にトレッキングを終えた今回のベコ旅。念のため最終日のお天気です。
16日
気象庁 /
10%
tenki.jp →
20%
ウェザー→
20%
てんき →
?%
基本的に晴予報ですが、実際は曇時々晴。チラリと晴れ間がのぞく程度のドン曇りのなか、奥日光を後にしたのでした。
まとめ
さて、目まぐるしく変わる天気予報に振り回された今回の旅行。
ホテルのキャセル期限である4日前の予報としては、
気象庁とtenki.jpがまあまあ的中
ウェザーとてんきはハズレ
という結果でした。
とはいえ、前日の時点でどれ1つとして、翌日の予報が当たったサイトはありません。
肝心の戦場ヶ原トレッキングは予想外の好天に恵まれてラッキーでしたが、ここまで予報が当てにならないのかとあらためて痛感。
しかも、4つのサイトの予報もバラバラで、かたや晴予報、かたや雨予報と方向性がまったく逆。これなら下駄を放り投げるのと確率的に変わりません。
ただ、予報の変動が激しいウェザーニュースやてんきとくらすに比べて、気象庁はやや手堅い印象。
予報確度も表示されるので、確からしさの目安にはなりそうです。
また、日本気象協会によるtenki.jpの予報は意外と当てにならないのがあらためて浮き彫りに。
実のところtenki.jpでは、いま晴れているのに曇予報だったり、いま曇っているのに晴予報だったりということがたびたびあります。
いずれにしても、もう少し予報の精度を高めてほしいところですね。
ベコ 「あーした天気になれだべこ~!」
次のベコ旅もお天気が気になるところ。なんとか好天に恵まれるといいですね!
おわり