夏の山形紀行で、鳥海山からの絶景を堪能したベコ。
鳥海ブルーラインを下って、秋田県いかほ市側に来ました。
そこで訪れたのは、鳥海山のふもとに湧いている元滝伏流水。
清らかな湧き水が滝になっているそうです。
まずは駐車場に車を停めて、小道を進みましょう。
観光客もチラホラ。
けど、山を下りたら猛暑が復活です。
周辺はうっそうとした杉林ですが、めちゃくちゃ暑いです。
ひゃー、暑い暑い!
山形県の夏はこんなに暑いのでしょうか?
(正確には秋田県ですが…)
汗だくになりながら進むと、道沿いにきれいな清流が現れてきました。
苔むした岩と透明な清流です。
うーむ、これは伏流水の川でしょうか。
川沿いにはきれいな緑が広がっています。
ものすごく蒸し暑いですが、気持ちのいい緑ですね。
駐車場から歩くこと約15分、水の落ちる音が聞こえてきました。
お、
おおおっ!
なんだか川の上にうっすらとモヤがかかってますね。
そう、あれが…
元滝伏流水なのです!
うっすらとモヤに見えたのは冷気のようです。
滝の周囲はとってもヒンヤリ。
気温がぐっと下がってとっても爽快です。
ひゃー、ヒンヤリして気持ちがいいですね~!
まるでここだけ別世界。
これまでの猛暑がウソのようです。
それにしても、これは素晴らしい光景。
まるで水墨画のような美しい滝です。
この滝は、鳥海山に降った雨や雪が長い年月をかけて湧き出てきた伏流水なのだとか。
いやー、かなりの水量です。
ドバドバです!
滝の一番奥まった場所に回り込むと、こんな景色。
こちらから見ると、意外と幅広い滝であることが分かります。
糸のような水の流れも印象的。
水がしたたり流れてます。
観光客も少なく、混雑していないのは助かりますね。
ところで、滝を前にするとスローシャッターで撮影したくなります。
ちょっと試しに撮影してみるとこんな感じ。
ほーっ!
これはなかなか!
まるで絹糸が流れているような、柔らかな写真になりました。
なるほど、これはいい感じ。
滝や清流の撮影は、スローシャッターが合ってますね。
こうなると、逆に高速撮影をしたらどうなるか気になるところ。
ちょっと試しに撮影してみましょう。
んー
んー
水玉や水しぶきが止まって見えるかと思いましたが、それほどではありませんでしたね。
なるほど、これは失敗!
さあ、神秘の元滝伏流水を後にして、次のスポットへ進みましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
元滝伏流水
秋田県にかほ市にあるのが元滝伏流水。鳥海山に降った雨や雪が長い時間をかけて湧き出しているものです。
水量は1日5万トンだそうで、幅30mの岩肌から流れ落ちる様子はなかなか神秘的。緑色のコケとのコントラストも美しく、観光客もシャッターを切りまくりです。
場所は鳥海ブルーライン沿いにあるのですが、途中で細い道に入るのでちょっとご注意を。駐車場に車を停めたら、そこから元滝川沿いを10〜15分程度歩きます。
そして、滝の音が聞こえてきたかと思ったら、神秘的な滝の光景が現れるのでビックリします。
さらに、滝の周辺は水しぶきのためか気温がグッと下がるのでかなりヒンヤリ。水しぶきなのか霧なのか不明ですが、とても暑い日でホッとしたのが印象的でした。
なお、元滝伏流水は平成の名水百選にも選ばれるとともに、周辺地域の生活用水や農業用水としても使われているとのこと。ここでも鳥海山の自然の恵みがあるのですね。