埼玉県の小江戸・川越をお散歩中のベコ。
殺人的な混雑の蔵の町を抜けて、やってきたのは川越城・本丸御殿。
ベコ 「いざ本丸だべこ!」
ここは、かつての川越城本丸御殿の一部。
唐破風の立派な入口を入ります。
中に入ると長い廊下が伸びていました。
ひゃー、とても長い廊下ですね。
そして、たくさんの広間が並んでいます。
大広間もあります。
年代を感じさせるふすま絵です。
このふすま絵は杉の木でできているそうです。
鎧かぶともありました。
一方、この部屋ではご家老たちが真剣に審議中。
何やら深刻な表情です。
お勤めご苦労様です!
ちなみに、展示室にあったのは葵の紋の鬼瓦。
川越城は、江戸幕府の北方を守る重要な拠点だったのです。
さて、
廊下や広間から見えるお庭もきれいに整備されてます。
よく見ると、お庭は小石で渦巻模様です。
こちらも渦巻。
みんな、ぐるぐる巻きなのです。
建物をぐるりと見て回ると、広々としたお庭に出ました。
観光客も縁側に腰掛けてくつろいでます。
うん、緑豊かな広々としたお庭です。
縁側に座ると、そこから母屋を見ることができます。
見上げれば立派な屋根瓦。
往時の様子が偲ばれます。
さきほどの蔵造の大通りと違って、ホッとできる場所です。
爽やかな風が吹き抜ける縁側でしばし休憩。
それでは、次のスポットへまいりましょう!
つづく
<ベコたびinformation>
川越城・本丸御殿
旧川越城跡にあるのが本丸御殿。蔵造りの町並みから歩いて10分くらい。道路を挟んで向かいには博物館・美術館などもあり、時間があれば合わせて見学するのも一案です。
川越藩は関東の北の守りを固める重要な位置づけで、代々の幕府の重臣が治めたそうです。本丸御殿というのは、お殿様の住居であるとともに、家臣とともに働く仕事場なのだとか。家康など将軍様もときどき宿泊したそうです。
そんな本丸御殿ですが、明治維新のあとは様々な変遷をたどります。役所として利用されるだけでなく、タバコ工場となったこともあれば学校の体育館として利用されたことも。なんと大広間の天井にはバレーボールの跡があるのですが、体育館として利用された時の名残だそうです。
もともと川越城はかなり広い敷地を有していましたが、現在残っているのは玄関をはじめ大広間や家臣の詰所など一部だけ。それでもそこそこの広さがあり往時の様子が垣間見られます。