ベコが行く!涅槃な旅路

旅するベコのゆるみ系ブログ。

松戸・戸定邸で歴史散歩だべこ!

2025年02月02日 | 旅に出るにゃん(国内編)

年が明けて今年もはや2月。

今年ものんびりなベコたびとまいりましょう。

ということで、やってきたのは千葉県松戸市にある戸定邸(とじょうてい)

ベコ「天下の徳川だべこ!」

そう、ここは水戸藩最後の藩主・徳川昭武が建てたお屋敷。

兄の徳川慶喜は、ご存知の通り江戸幕府最後の15代将軍です。

大河ドラマ「青天を衝け」では、板垣李光人さんが昭武を演じていました。

昭武はもともと慶喜の次の将軍かと思われましたが、パリ留学中に衝撃の大政奉還。

徳川幕府が終わり、帰国後は水戸藩主を継ぐことに。

この戸定邸は、藩主を引退した後に移り住んだお屋敷なのだとか。

ベコ「うーむ、質素だべこ」

そう、徳川家のお屋敷にしては思いのほか質素。

徳川の時代も終わり、静かに暮らしていたのですね。

それにしても、日当たりの良い廊下とお座敷です。

広々とした庭園に面していて気分も爽快!

ベコ「昭武庭園だべこ!」

昭武はけっこう多趣味な人で、庭園作りにも心血を注いだのだとか。

ベコ「ほー、芝生だべこ」

どちらかというと西洋庭園をお手本にしたのかも。

さっそくお屋敷の中をウロウロしましょう。

ここは表座敷にある客間。

ちょうど成人式の時期だったようです。

どのお座敷も似たような作りで迷子になりそうです。

ただ、差し込む日差しと影が印象的。

こちらは奥座敷の丸い窓。

昭武の奥様の部屋だったようですが、丸い窓もいい感じです。

一方、こちらはお風呂である湯殿。

スペースは広いけれど、湯船は意外と狭いかな。

それにしても、建物と廊下が多くて迷子になりそうです。

ベコ「ここはどこだべこ〜」

あちこち迷子になりながら、お屋敷探検はおしまいです。

ちなみにこれは昭武の写真。

ベコ「ありゃ、子供だべこ」

パリ滞在中に撮影されたそうですが、おそらく当時14〜15歳。

まだ子供だったのに欧州歴訪とはすごいところです。

さて、お屋敷からお庭の梅園に出てブラブラお散歩です。

ベコ「空気が冷たいべこ〜」

まだ梅は咲いていませんが、様々な草木が見られる庭園でした。

春が楽しみですね。

そして最後は高台に建つ東屋からの風景。

昭武も東京方面を眺めなら想いにふけったのでしょうか。

と、よく見ると富士山が見えますね!

いやー、冬晴れの1日に気持ちのいい歴史散歩ができました。

それでは、本年もベコたびをよろしくです!

つづく

 

<ベコたびinformation>

戸定邸・旧徳川昭武庭園

千葉県松戸市にある徳川昭武の邸宅で昨年訪れた際の写真です。昭武が水戸藩主を引退した後に移り住んだそうで、完成は明治17年。9棟23部屋という和風建築でけっこう広いお屋敷です。

徳川家の建物にしては質素な作りですが、良質な木材が使われているそうで、そこは抜かりがありません。迷路のようにあちこち見て回っているうちに迷子になるのも楽しいかも。

庭園に面した表座敷は戸定邸の中心部で、全部で64枚の畳が敷かれているそうです。日の差し込むお座敷から庭園を眺めるのも贅沢な気分です。

その表座敷が面する芝生の庭園は昭武が力を注いで作ったもの。欧州訪問の影響を受けてか西洋風の庭園らしく、歴史的価値も高いそうで国指定名勝となっているそうです。

造園後130年以上が経過していますが、2016年に当時の資料をもとに復元。明治期の庭園に近い作りになったそうです。普段はこの庭園に出られないものの、毎月10日、20日、30日は可能だとか。

なお、戸定邸と昭武庭園以外にも敷地は広く、全体が歴史公園となっています。富士山を望む東屋のある庭園をはじめ、梅園や歴史資料館なども併設。

徳川家と松戸市のつながりがいまひとつ不明でしたが、思いのほか歴史散歩を楽しめました。


 


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« なんだか暖かな一週間。寒く... | トップ |   

旅に出るにゃん(国内編)」カテゴリの最新記事