Always Autumn

Letter from Perth

日本食

2008-04-21 15:19:38 | この国とかパースのお話
先日、娘と市内に行って来ました。

バスに乗って、11時半頃街に到着
普段はお昼ごはんに繰り出して来るのは、会社勤めの人が多いけど
学校が秋休み中なので家族連れも多く、子供がごろごろ、ごろごろと

やたら人が多くて、プチ池袋みたい。

まずはお昼を食べて腹ごしらえでもしようと、久々に回転寿司店に入りました
12時前に店に入ったけれど、もうほぼ満席で相変わらずの人気に驚いてしまう

食べ始めて5分ぐらいすると、店内のベンチにはずらっと順番待ちのお客さん達。

私なんか、どれにしようかなぁと、回って来るお皿を眺めるだけでなかなか拾わないので
背後の順番待ち客から『食べ終わったなら、早くどいてよ』的な殺気を感じてビクビク。

向こう側のカウンターには、金髪の幼い子ども達、3人。
兄弟姉妹らしいけど、仲良く並んでおいしそうにお寿司や海苔巻きを頬張る様子は
一頃前ならまずなかった、実に微笑ましい光景

ふと、その店でだいぶ前に見かけたオージー家族のことを思い出しました。

ある時、私は一人でお寿司を食べていました。
カウンターの向こうにオージー家族が座っていましたが
両親が海苔巻きや寿司を食べている間、子供二人は
マク〇ナルドのハンバーガーをお持ち込みして食べていたのです。

いくら親がすし飯を食べることができても、子供では無理なんだろうなって。
そういうのが普通なんだろうなって、あの時は思ったものだけど。

いつの間にやら、日本食はこの国の食生活に普通に入り込んでいる様子です

ただ・・・。
この回転寿司店のお寿司だって、他の日本食店の和食だって
おいしいものじゃないです
こちらの日本食の味はやはり、外国向けにできているのでしょうね。
まあ、そりゃ仕方ないわな

でも、こちらの大部分の人は、日本に行ってホンモノを食べるという
機会がない人たちなので、彼等にとっておいしければ問題無いわけです

私は、お気に入りのラザーニャを出す店があるので
市内へ出た時は、実はあまり日本食を食べません。

必要に迫られて、家では自分で日本風のおかずを作ります。

日本に住んでいたら、まず作らなかったかも知れない、すし飯を作ることも覚えました。

あれは息子が小学校2年生の時。
息子のお友達の家に、遊びに連れて行ったら
向こうのお母さんが、おやつだと言って海苔巻きを上手に作ったので驚いた

私なんか海苔巻きを作ったことなんてないよ、と言ったら
えっ日本人なのにと今度は向こうが驚いてしまって

息子のお友達は金髪、青い目で当時8歳。
「I Love Sushi」とその子が言ったので、またまたびっくりでした

これじゃ、さすがに恥ずかしいかなと思ったことがきっかけで
海苔巻きや、手巻き寿司が我が家のメニューに加わったのでした


日本に居た時は、海苔巻きでもお寿司でも、どこでも食べれるから
確かに、わざわざ作ろうなどと思わなかった・・・。
母はよく散らし寿司を作っていたけれどね。

私が小学生の頃は、ミートソースとかラーメンの方が好きでしたよ(笑)

お寿司は、母と出かける時に仕方なく付き合う感じだったかな。
今から思えば、もったいないことを思ったものだ


今は、里帰りの時に“本場”のお寿司を食べることが、心からの楽しみなのです
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