大学への道は、何となく若返るから不思議だ。
学生さんたちが足早に通り過ぎるのを横目に見ながら、一歩ずつ歩を進める。
与えられた自分の時間を、どうやって過ごすか。
今日一日のことを考えると、なんだかうれしくなる。
そう言えば、Yahooニュースにこんな記事がのっていた。
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日本を元気にする会と、生活の党と山本太郎となかまたちの2党が、与野党政調会長らによる25日のNHK番組「日曜討論」に出演を求められなかったとしてNHKを批判している。
少数政党が呼ばれなかったことは過去にもあるが、結党前の新党「おおさか維新の会」幹部が出演したため、批判を強めている。
NHKは、朝日新聞の取材に対し「『日曜討論』では、与野党同席での討論の場合、どの政党に出席を依頼するかについては、放送時間や、討論としての物理的な制約などを踏まえ、報道機関としての自主的な編集権に基づいて決めている。
『おおさか維新』は、正式に結党されていないものの、結党大会を31日に開く予定で、10人以上の国会議員の参加が見込まれることなどから、出演いただいた」などとするコメントを出した。
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何だか変な理屈だが、視聴者から強制的にお金をとって経営しているいわゆる国営放送としては、もう少しまともなコメントをだすべきではないのかな、と思う。
この論理は、自分たちの都合のよいように番組を作ると言っているに等しい。
もしこの論理が正しいとすれば、一体誰がどの基準に基づいて編集し、放映しているのかを公表すべきだろう。
私は特定の党の弁護者でもシンパでもないが、『おおさか維新』なる政党のうさん臭さも鼻についてならない。
如何にも大阪的だ。
大阪じゃんけんというのをご存じだろうか。
「はじめはぐ―」そして「やっきっき」で始まるこのじゃんけんには、ある約束がある。
それを知らないよそ者は、まず負けてしまう。
大阪人の、大阪人による、大阪のための政治を目指しているのが『おおさか維新』なのだろう。
その論理は、決して全国で通用はしないし、ましてや世界でも通用しない。
まさか、NHKにこのような暗黙の了解があるとは思わないが、誰が見てもなるほどな、と思われる大人の対応をしていただきたいものだ。
そんなことを、今日坂道を登りながら、私は考えた。