続 写真は心

お気に入りの写真に気ままな独り言を書き込んでいるブログです。

江戸城・汐見坂と門跡

2014-11-28 | お城・史跡

今回は、前回の梅林坂への三差路を左方面へ高石垣(梅林坂・汐見坂間石垣)に沿って此処へきました。
上の写真の右奥が前回の梅林坂への入り口です。
この石垣が築造(明暦2年・1656年から)される前の此処には、三代将軍家光公によって、短期間ですが家康公を祀る「東照社」が建てられていたそうですが、川越城に移築されました。

平成に入り、長年月による石垣の傷みや「はらみ現象」による崩れを防止する為の大修復工事が、平成13年から17年にかけて行なわれました。
その模様は道路際の表示板に詳しく書かれています。

此処の後ろ側が、二の丸庭園への道になっています。
坂全体を見ましょう。

上写真は二の丸側から見たところです。
それでは「汐見坂」を上ってみます。

この汐見坂は、江戸時代には石の階段でした。
坂の途中で左側を見ると
「白鳥濠」があります。
当時は地下から水が湧いていて、籠城戦でも飲み水として使用できたそうです。
坂の左上の石垣上には、「汐見櫓」が建っていました。
看板を見てみると(明治初期の古写真には坂の上に冠木門がありますが、その奥の櫓門は既にありません)
此処の右側には「汐見櫓門」がありました。
古写真でも見ませんので、幕末にはすでに無くなっていたのかもしれませんね!
本丸に入る櫓門の石垣は、かなり激しく焔に曝されたようで
すぐ傍で見ると、こんなに
割れて劣化しています。
これも江戸城の火災の生の歴史なのでしょうね!
そんな事を思いめぐらせながら櫓門跡をくぐって、振り返ると
ただの石垣があるだけのような佇まいをみせて、静かにそこに・・・!
そして此処からすぐ右側に、「皇居東御苑楽部」の建物が
運が良いと、雅楽の笙などの妙なる調べを耳にする事がありますよ!
楽部を過ぎ右に曲がって行くと
この角度から「天守台」に行けます。
最後に梅林坂からのルートを!


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