続 写真は心

お気に入りの写真に気ままな独り言を書き込んでいるブログです。

GWは那須から白河へ 2

2013-05-12 | お城・史跡

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白河と言えば「白河の関」ですが、そもそもは東北の原住民の蝦夷(えみし)が南下して来ないように、彼らに物資を勝手に行き来させないようにと、奈良時代に大和朝廷が此処に関所を設けたのが始まりとの事です。

実際には蝦夷達は南下することはなく、逆に当時の大和朝廷は、蝦夷討伐と称して攻撃を加え、勢力を東北まで広げていきました。
その後、平安時代には此処が関東と東北の境目の地として全国に知れ渡りましたが、律令制が衰退するとともに「関」としての機能も失われて行き、寂れていきました。江戸時代には少し離れた場所にまた関所が設けられました。

しかし寂れている間も、都では遠いこの地に思いを馳せ、歌に詠まれたりして地名だけは忘れられる事が無く、平安期から江戸時代に至るまで、能因や西行、松尾芭蕉まで此処の歌を残しているのです。

今回は石碑ではなく、此処にある樹木などをUPしてみました。

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樹齢800年の「従二位の杉」の巨木

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