X エックス

先週の土曜日、３本目にセンチェリーシネマで観たのは「X エックス」です。
この映画は、A24製作のホラーということで観ることにした。ただの洋画のホラーなら
観ないことが多いが、A24製作ってので、なんか面白みがあるのかなあってところ。
そうはいっても、「ライトハウス」のような陰鬱なホラーだと気が滅入るかもとも
思うが、今回は予告を観る限りA24っぽくなく、B級スプラッターっぽい感じなんだけどね。


内容は、史上最高齢の殺人鬼夫婦が住む屋敷に足を踏み入れてしまった3組のカップルの運命を描いたホラー。
1979年、テキサス。女優マキシーンとマネージャーのウェイン、ブロンド女優のボビー・リンと俳優ジャクソン、
自主映画監督の学生RJとその恋人で録音担当のロレインら6人の男女は、新作映画「農場の娘たち」を撮影する
ために借りた農場を訪れる。6人を迎え入れたみすぼらしい身なりの老人ハワードは、宿泊場所となる納屋へ彼らを
案内する。マキシーンは、母家の窓ガラスからこちらをじっと見つめる老婆と目が合ってしまい……。


観終わって、A24ぽくないなあという感じ。大まかなディティールは、本当にB級ホラーっぽい。エロな部分があって、
殺されていくというのがね。まあ、殺していくのが、モンスター的なモノではなく、老夫婦という思いっきり人間な
ところがA24っぽいくらいか。まあ、この老夫婦が、なんで殺人マシーンのようになってしまったのかが、描きたかった
とこなのであろう。妻は、もとは夢見るバレエダンサーというところで、主人公達に重ねてくるのである。後は、この
老夫婦の愛しあっていることがわかるところは、ある意味切ない感じもする。そこが殺人にも繋がっているような感じだが、
それはそれで、やっぱり狂気ではあるんだけれどね。ちなみに、回収していない伏線もありますが、この作品３部作とのこと。
ということは、また観なくてはいけない。そう続編も観ようと思わせる映画ではあります。




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