平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

日の丸 寺山修司40年目の挑発

2023年02月27日 23時59分50秒 | 映画・ドラマ・アニメ
日曜日、伏見ミリオン座で観た2本目の映画は「日の丸 寺山修司40年目の挑発」。
ドキュメンタリー映画ということで、観ることにしました。寺山修司というのと、
日の丸というので、興味津々。どうやら昔やったドキュメンタリーを現代でやってみた
感じの映画な感じだ予告を観る限りは。昔放送したドキュメンタリーは、非難殺到だった
ようだが、予告を観る限り何故なのかは、わからなかった。ちょうど、その日は監督の
舞台挨拶の回があったので、そこで観ることにしました。


内容は、寺山修司が構成を手がけた1967年放送のTBSドキュメンタリー「日の丸」を
現代によみがえらせたドキュメンタリー映画。
街ゆく人々に「日の丸の赤は何を意味していますか?」「あなたに外国人の友達はいますか?」
「もし戦争になったらその人と戦えますか?」といった本質に迫る挑発的な内容のインタビューを
敢行した同番組は、放送直後から抗議が殺到し閣議でも問題視されるなど大きな反響を呼んだ。
TBSのドラマ制作部所属で本作が初ドキュメンタリーとなる佐井大紀監督が、自ら街頭に立って
1967年版と同様の質問を現代の人々に投げかける。ふたつの時代を対比させることで「日本」や
「日本人」の姿を浮かび上がらせていく。


観終わった後は、監督舞台挨拶。映画の内容について司会者の方からの質問にアレコレ答えてくれました。





本編を観て、成程これは批判噴出になるわけだと感じたのが質問の仕方である。矢継ぎ早に畳み掛けるように
質問をするのである。これは質問を受けるほうが、詰問、尋問されているようで不愉快だ。観てるでけでも
不愉快になっていく。今は色んな情報がある時代で、カメラが回っていたら勝手に撮るな言える人も多くなって
いると思うが、昔の人はそうではなかったかもしれない。テレビクルーに質問されたら答えなくてはと考えて
しまう人が多かったかもしれない。番組放送中から、批判殺到。国会でも偏向番組として取り上げられたのは、
この質問の仕方なのだ。内容的には、戦争になって外国人の友人と戦えるか聞いて、戦えないというと、国家に
背くのかと聞く辺りが一番不快であった。後の質問は質問自体は不快ではないのですけどね。これに関しては、
寺山修司がわざとそうさせていたのである。演出方法だったのだ。これに関しての当時のインタビュアーへの
取材が一番興味深いところであった。今回は、監督自らインタビューしていたのは、そういうことかと納得で
あった。レビューを観ると批判も多く、中には問いかけに答えを出していないって批判も結構あるが。しかし
ドキュメンタリー映画で答えを出している映画なんて、そもそもが皆無なのではないか。ドキュメンタリーは
それを観て自分で考えるきっかけになるにしか過ぎない。答えは出していないが、監督の考えは映画の中で、
示されていたように感じるところはある。それに賛成するかどうかは人それぞれだし、自分は日の丸については
こう思うと自分の意見を導き出すためのきっかけになる映画なのではないだろうか。普段、そんなこと考えない
から。昔の人、現代の人の色んな意見を聞いたうえでね。今の自分はこう考えると。











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