平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

赤い闇 スターリンの冷たい大地で

2020年08月18日 23時57分58秒 | 映画・ドラマ・アニメ
日曜日に名古屋で観た映画の2本目は、「赤い闇 スターリンの冷たい大地で」です。
この映画も、事実に基づいてて作られた映画です。
なんか、ソ連絡みの映画が立て続けにある感じです。


あらすじは、1933年、ヒトラーへの取材経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズは、
世界中で恐慌の嵐が吹き荒れる中、ソビエト連邦だけがなぜ繁栄を続けているのか、
疑問を抱いていた。ジョーンズはその謎を解くため、単身モスクワを訪れ、
外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、疑問の答えが隠されているウクライナ行きの
汽車に乗り込む。しかし、凍てつくウクライナの地でジョーンズが目にしたのは、
想像を超えた悪夢としか形容できない光景だった。


この時期のソ連は、表向きは経済上向きな感じで宣伝されていたんですね。
社会主義じゃない国もソ連と手を組むというのは選択肢に入れていたのかな。
「ジョーンの秘密」でもソ連に傾倒する人々が居たのは描かれていたしね。
そんなソ連の繁栄に疑問をもった記者が単独で取材を試みるが、色々と妨害が入ったり、
現地の記者達はすっかりソ連に飼いならされていたりで、うまく進まないが、
なんとかウクライナに行くことができたが、そこでは目を覆うような生活。飢餓。
モスクワの繁栄は地方の犠牲で成り立っているのがわかる。主人公は捕えられるが、
釈放となりイギリスに帰る。この辺はよく殺されずにすんだなあといった感じ。
友人の記者はすぐに殺されてしまったことを考える、運が良いとしかい言いようがない。
ソ連の本当の姿を公表するも、現地にいる記者達の真っ向から否定する記事だったりで、
信じてもらえないが、友人記者の雇い主に直談判し記事を発表し世間が認めるところとなる。
世に言う、「ホロドモール」。1932年~1933年にかけて肥沃な筈のウクライナ地方で起きた”人為的な”大飢饉。
これによって400万人から1,450万人が死亡し、600万人以上の出生が抑制されました 。スターリンの仕業なのです。
まあ、こんなこと国家として隠すに決まっていますが(社会主義だし)、恐ろしいですね。
今でも北朝鮮は似た感じでしょうし、ロシアや中国だって言論統制は今でもあるますしね。
それにしても、この記者が後に満州を取材中にソ連によって殺されたのはゾッとします。
現地ガイドがソ連とつうじていたとのこと。字幕だけだったのが逆に怖さを増した。
ちなみに字幕でソ連でのうのうと飼いならされた記者が長生きして天寿まっとうしたとのこと。
ここら辺は、フィクションみたいにはいかない結末ではある。
ところで、現代の日本に政府や官僚の真実に迫る。そんなジャーナリストがどれだけいるのだろうか。
どれだけの真実が我々の知れないところで揉み消されているのだろうかと考えざる得ないですね。













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