
昨日、名古屋で観た2本目の映画は、「ぼくの家族と祖国の戦争」です。この映画は、
第2次世界大戦末期にドイツから20万人以上もの難民がデンマークに押し寄せた事実をもとに、
極限状態に置かれながらも信念を貫こうとする家族の物語を感動的に描いたヒューマン映画。
一応事実に基づいている映画なので、観ることにしました。この時期には結構ナチス関係の
映画が多くなるのですが、今年はいまのところ少なく、この映画をカウントしても
2作目くらいですね。
内容は、1945年、ドイツによる占領末期のデンマーク。市民大学の学長ヤコブは、
敗色濃厚となったドイツから逃れてきた大勢のドイツ人難民を学校に受け入れるよう
ドイツ軍司令官に命じられ、妻リスとともに究極の選択を迫られる。一家がドイツ人を
助ければ周囲から裏切り者と見なされて全てを失う可能性があるが、救いの手を
差し伸べなければ多くの難民が飢えや感染症で命を落とすのだ。そんな中、ヤコブの
12歳の息子セアンは難民の少女と交流を持つが、少女は感染病にかかってしまう。
いや~、何が正義なのか考えさせられますね。しかも戦争という異常な状況下ですしね。
最初は、妻が難民に手助けをしているのを止めさそうとしていたヤコブですが、
感染症で小さな子供が多く亡くなっていると分かると、自ら助けるようになっていく。
それにしても、この時期は何が正義なのかはわからない。それぞれの事情等によっても
感じかたは違うだろうしね。複雑な気分になることは間違いないだろう。何が正義なのか?
その答えは、1つではないのであろう。だから人は対立してしまうのかも。
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