先週の日曜日、午前中にセンチェリーシネマで1本映画を観た後に、伏見ミリオン座に移動。
余裕があれば昼食をしようと思いましたが、そんな時間はなく次の映画を観ることになりました。
見た映画は、「リアル・ペイン」です。スケジュール的にドキュメンタリーや事実に基づいた
映画は観れなかったので、観れる映画の中から一番観たい映画が、この映画でした。
予告編観た感じで、一番印象的だったからなんですけどね。
内容は、ニューヨークに住むユダヤ人のデヴィッドと、兄弟のように育った従兄弟ベンジー。
現在は疎遠になっている2人は、亡くなった最愛の祖母の遺言によって数年ぶりに再会し、
ポーランドのツアー旅行に参加することに。正反対な性格のデヴィッドとベンジーは時に
騒動を起こしながらも、同じツアーに参加した個性的な人たちとの交流や、家族のルーツで
あるポーランドの地を巡るなかで、40代を迎えた自身の生きづらさに向きあう力を見いだしていく。
性格が全く逆のいとこ同士の旅が、祖母の遺言ってのか日本には考えつかない設定かも。
また、自分達のルーツを巡るツアーに参加しながら、2人の正反対の性格が際立っていき、
ぶつかり合いながらも絆を深めていく。そんなきっかけとなるツアーは、民族の大きな痛みを
巡るツアーであったからかもしれない。それが、普段自分達の生活にある痛みと、向き合わせる
ことのきっかけになっている感じだ。ツアーを終えて、それぞれの生活に戻っていくラストが、
なんともほろ苦く考えさせられる。そして、これでもかと流れるショパンの曲がマッチしするのが不思議。