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野鳥・90〜イカル2

 長池公園“つくいけの道”で群れている「イカル(鵤)」。アトリ科イカル属の漂鳥もしくは留鳥で体長は23センチ程度。木の実を好んで食べるので「マメマワシ」や「マメコロガシ」とも呼ばれるようだ。写真では木の実を口の中で転がしている。“鵤”の字は角のような丈夫な嘴をもつ鳥という意味で、その嘴で固い果実も嚙みつぶしてしまう。
 さて先日のイカルの記事で、イカルの名前と奈良の斑鳩の関係はわからないとしたが、ブロ友さんから下記のコメントを頂戴したので改めて紹介しよう。
 『奈良の斑鳩(いかるが)の里は、昔イカルが沢山いたところから名付けられた。当時イカルと呼ばれた鳥がこの鳥だったかはハッキリわかっていないが、平成26年(2014年)法隆寺補修工事で北室院の庫裏下から「鵤寺」と墨書きされた土器が出土した。これにより創建間もない頃には法隆寺は鵤寺(いかるがでら)と呼ばれていたことがハッキリした。』とのことだ。
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バイカオウレン・4~立春

 今日は二十四節気の立春。今年は暖冬で寒中でも春のような暖かい日があったが、暦の上でも春の到来になる。写真はキンポウゲ科オウレン属の「バイカオウレン(梅花黄連)」。福島県以南の林床や林縁に生育する多年草で日本固有種。早春に直径1.5~2センチのウメのような可愛い花を咲かせる。花弁のように見えるものは萼片で花弁は黄色い蜜腺に変化している。牧野富太郎博士がこよなく愛した花であり、去年のNHK朝ドラ『らんまん』では第1週目のタイトルがバイカオウレンだった。
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