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マンサク・6~花弁

 昭和32年(1957年)に通商産業省によって創設された『グッドデザイン商品選定制度』を財団法人日本産業デザイン振興会(現:公益財団法人日本デザイン振興会)が“グッドデザイン賞”として平成10年(1998年)に承継した。製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られている。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインとして捉え、その質を評価・表彰している。当初はレコードプレーヤー、カメラ、小型自動車、パソコンなどが選定されたが、その後は、金沢市民芸術村、せんだいメディアテーク、札幌市モエレ沼公園、NHK番組『にほんごであそぼ』、老人デイサービスセンターなども選定されておりその対象は多岐に亘っている。グッドデザイン賞を受賞した製品等には“Gマーク”を表示することができるが、このマークは昭和33年(1968年)にグラフィックデザイナーの亀倉施策氏が描いた。
 写真はマンサク科マンサク属の「マンサク(満作)」。早春に4枚の細いひも状の花弁を伸ばすがその形が“Gマーク”に見えた。
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ハクウンボク・1〜冬芽

 エゴノキ科エゴノキ属の「ハクウンボク(白雲木)」。北海道~九州の山地に分布する落葉高木で5~6月に長さ10~20センチの総状花序を出しエゴノキに良く似た白い花を下向きに咲かせる。冬芽は初めは葉柄の基部に包まれた葉柄内芽で葉が落ちると黄褐色の毛に覆われた裸芽が現れる。
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