goo

野鳥・92~カワセミ雄2

 湯殿川の岸で気持ち良くひなたぼっこをしている「カワセミ(翡翠・川蝉)」。カワセミ科カワセミ属の留鳥で湖沼や清流などに生育し、一時期水質汚染で数が減っていたが最近は都心部でも目撃されるようになっている。当地でも何ヶ所かの池や河川で見られる。植物観察を初めて20年以上になるが初めてカワセミを撮ったのは9年前。当時は野鳥の知識が全く無く、それまではムクドリやハクセキレイなど身近な野鳥を植物観察のついでに撮っていたが、カワセミをきっかけに少しずつ野鳥観察も増えていった。冬場だけの“俄かバードウォッチャー”だがこの翡翠色を見つけると追い掛けたくなる。写真は嘴の下部まで黒いのでオスのようだ。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )

オヒョウ

 関東地方は南岸低気圧の影響で昨日午後から雪になり東京23区や八王子市などでは大雪警報が発令された。雪は夜中まで降り続け、今朝は小雨に変わったものの我が家では積雪8センチ。今日はこれから雪かきだ。既にシャーベット状になって水分が多くかなり重い。
 ところでシャベルとスコップの違いをご存知だろうか。地域によって呼び方が異なることもあるようだが、そもそもJIS規格ではシャベルは掘るための道具であり力を必要とするので刃の肩の部分が平らで足を掛けられるようになっている。刃の先端は尖っているものと平らなものの2タイプがある。スコップは土などをすくって運ぶためのものであり、刃の肩の部分は丸く先端が平らになっている。雪かき用はスコップということだ。ちなみに庭で園芸に使う小さな道具は移植ゴテという。
 写真はニレ科ニレ属の「オヒョウ(於瓢)」。北海道~九州の山地に分布する落葉高木で20メートルを超えるほどになる。樹皮の繊維は強くアイヌはこれを染色して布を作っており、オヒョウの名前はアイヌ語の樹皮を意味するオピウ(apiw)に由来している。葉痕には3つの維管束痕があり奇妙な顔が見えた。これはハルニレの葉痕アキニレの葉痕に似ている。
コメント ( 12 ) | Trackback ( )