現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

井上ひさし「聖パウロ学生寮の没落」モッキンポット師の後始末所収

2019-10-17 16:25:56 | 作品論
 モッキンポット師シリーズの第二弾です。
 主人公たち、貧乏寮生の脱線ぶりはエスカレートして、とうとう彼らの住む学生寮は取り壊しになってしまいます。
 しかし、そんな彼らにも、指導教官であるモッキンポット師は、救いの手を差し伸べてくれて、新しい行き先を世話してくれます。
 「モッキンポット師の後始末」(その記事を参照してください)が好評(後にテレビドラマ化されています)だったので、シリーズ化が決まったらしく、この作品では第三弾への伏線も張ってあります。
 こうしたシリーズ作品はでは、エスカレート化とマンネリ化は避けられないのですが、このシリーズでもその傾向は見られます。
 
コメント
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