1978年にPLAYBOYに連載されて、その後出版されたドキュメンタリーです。
その前年に約70日間行われた、著者のブラジルでのフィッシュングの旅の記録です。
たんなる釣紀行文ではなく、ブラジル、そして世界や文明に対する著者ならではの慧眼が随所に光っています。
「オーパ!」というのは、何事であれ、ブラジルで驚いたり、感嘆したりするときに、発せられる感嘆語だそうです。
アマゾン川流域を中心に、圧倒的な迫力を持った川、ジャングル、草原、荒れ地、人工都市(ブラジリア)を舞台に、魚を初めとした多用な動植物、厳しい環境においてたくましくそして怠惰に生きている男、女、子どもたちを、著者の絢爛たる文章でつぶさに描き出しています。
そして、高橋のぼるの生命の迫力を余すところなく伝える写真が、随所にふんだんに使われた豪華な本に仕上がっています。
また、当時は日本ではあまり知られていなかった(現在では、日本でも人気のあるものが多い)食べ物(マテ茶、アサイー、アヴォカド、ビンガ、ファリーニャ、シェラスコなど)がふんだんに出てきて、思わずよだれが出てきそうになる、食紀行にもなっています。
この釣紀行が行われた時点においても、アマゾンにおける自然破壊は随所で嘆かれていますが、それから四十年以上たった現在では、この本で描かれているような豊穣な自然は完全に失われていることでしょう。
その前年に約70日間行われた、著者のブラジルでのフィッシュングの旅の記録です。
たんなる釣紀行文ではなく、ブラジル、そして世界や文明に対する著者ならではの慧眼が随所に光っています。
「オーパ!」というのは、何事であれ、ブラジルで驚いたり、感嘆したりするときに、発せられる感嘆語だそうです。
アマゾン川流域を中心に、圧倒的な迫力を持った川、ジャングル、草原、荒れ地、人工都市(ブラジリア)を舞台に、魚を初めとした多用な動植物、厳しい環境においてたくましくそして怠惰に生きている男、女、子どもたちを、著者の絢爛たる文章でつぶさに描き出しています。
そして、高橋のぼるの生命の迫力を余すところなく伝える写真が、随所にふんだんに使われた豪華な本に仕上がっています。
また、当時は日本ではあまり知られていなかった(現在では、日本でも人気のあるものが多い)食べ物(マテ茶、アサイー、アヴォカド、ビンガ、ファリーニャ、シェラスコなど)がふんだんに出てきて、思わずよだれが出てきそうになる、食紀行にもなっています。
この釣紀行が行われた時点においても、アマゾンにおける自然破壊は随所で嘆かれていますが、それから四十年以上たった現在では、この本で描かれているような豊穣な自然は完全に失われていることでしょう。
オーパ! (集英社文庫) | |
高橋 昇 | |
集英社 |