1979年に作られたロッキー・シリーズの二作目です。
大ヒット作品のシリーズ化は、国の内外を問わずによく
行われますが、それが人気シリーズになるかどうかは、第二作の出来にかかっていることが多いです。
そういった意味では、この作品は成功例の一つでしょう(他に、「スター・ウォーズ」、「ダイ・ハード」、「エイリアン」なども二作目も優れていて、シリーズが続く要因になりました。失敗例としては、「バック・ツー・ザ・ヒューチャー」や「ジョーズ」や「ジュラシック・パーク」などがあげられるでしょう)。
一般的には、前作で観衆にうけた部分(この映画で言えば、トレーニングや試合のシーン)を拡大して誇張するのが一般的ですが、どうしてもその分人間ドラマが弱くなります。
でも、この映画では、結婚、子ども誕生などを通して「家族のために闘う」(前作は自分の「アイデンティティの証明」のための戦いでした)という新しいテーマが打ち出せたので成功したのでしょう。