現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

メン・イン・ブラック2

2021-08-25 15:56:07 | 映画

 2002年公開の、人気シリーズの二作目です。
 こうしたシリーズ物は、普通は映画の中の時間経過が実時間とは違うのですが、この作品は、映画の中も前作からきっちり5年後になっていて興味深いです。
 そのため、ウィル・スミスはMIBの組織の中で出世していますし、前作のラストで記憶を消されたトミー・リー・ジョーンズは民間人(といってもエイリアンばかりが務めている怪しい郵便局ですが)になっていて、その記憶を取り戻すところから話が始まります。
 児童文学的な言い方をすれば、通常のシリーズ物はそこだけ独自の時間が進行しているタイプの成長物語(ロッキーやバック・トゥ・ザ・フューチャーなどがそうです)にして作品世界を古くさせないのが一般的ですが、この作品は児童文学の王道の純成長物語なのです。
 その理由として、この五年間でウィル・スミスが大スターになっていて、彼を中心にした作品にしたいことと、前作のラストでトミー・リー・ジョーンズを引退させたので、それを復帰させる辻褄合わせが必要だったからでしょう。
 それにしても、この間のCGの進歩には驚くべきものがあって、アクションもエイリアンもスケールアップがすごいです。
 また、それを逆手に取って、チープな特撮映画風のシーンを挿入したのもおしゃれです。



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メン・イン・ブラック

2021-08-25 15:54:36 | テレビドラマ

 1997年公開の人気シリーズです。
 若き日のウィル・スミスと、まだ日本に住んでいなかった(?)トミー・リー・ジョーンズが、悪役エイリアンを相手に大暴れします。
 ストーリーやセリフもひねりがきいていて面白いのですが、なんといってもスタイリッシュな黒ずくめの衣装や様々なタイプのエイリアンの創造が、この作品の成功の原動力でしょう。
 今見ると、動物愛護や人種差別などの観点では問題なシーンもあるのですが、当時は規制が緩かったのかもしれません。
 日本でも大ヒットしたので、主役の二人、特にトミー・リー・ジョーンズは日本でも知名度抜群です。
 それにしても、あのコマーシャルは、この映画なしには作れなかったでしょう。

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