1994年公開のアメリカ映画です。
スティーブン・キングの中編「刑務所のリタ・ヘイワース」の映画化です。
ちなみに、この中編集には、「スタンド・バイ・ミー」(その記事を参照してください)も含まれています。
無実の罪(妻とその愛人の殺人の容疑)で、刑務所に入れられた男(若くして銀行の副頭取になっている優秀な人物)が、数十年後に脱獄するまでを克明に描いています。
銀行員としての知識を生かして刑務所の所長や職員たちに取り入り、それと引き換えに所内の待遇改善(特に図書室や囚人の教育)に取り組みます。
しかし、皮肉にも、所長にとって必要な人物になりすぎたために、無実の罪をはらす機会を失います。
刑務所から出る可能性について絶望した主人公は、とうとう脱獄を図ります。
実は、彼は入所以来コツコツと脱獄用のトンネルを掘っていたのです。
最後は、所長たちも悪事の報いを受け、主人公とその刑務所での友人には幸せな暮らしが訪れるというハッピーエンドです。
主人公役のティム・ロビンスもなかなかの演技ですが、なんといっても友人役のモーガン・フリーマンの演技が光ります。