2019年公開の日本映画です。
人気コミックスの実写映画化で、描かれているのは原作の1巻から5巻までです(このペースでやるとキングダム10以上が必要です)。
非常に原作に忠実で、エピソードもキャラクターもあまり割愛しないで描かれています。
中国の春秋戦国時代を背景に、みなしごの信が、剣の力で、大将軍を目指してのし上がっていく姿が描かれます。
この回では、弟に王位を追われた、のちに中国を統一した秦の始皇帝になる人物と出会って、彼を助けて秦の王位を奪還するまでが描かれています。
主演の信の山崎賢人も、相手役の嬴政 / 漂の吉沢亮も熱演で、なかなか見せます。
他のキャラクターでは、楊端和の長澤まさみ、河了貂の橋本環奈、成蟜の本郷奏多、王騎の大沢たかおなどが原作の味を出すのに成功しています。
激しい戦闘シーンがあるのですが、流血は最小限に抑えて、あまりグロテスクにならないように配慮されています。
ただ、予算の関係だと思われるのですが、多人数での戦闘シーンはロード・オブ・ザ・リング(その記事を参照してください)などのハリウッド映画に比べると、やや迫力に欠けます。