トム・クルーズ主演の人気シリーズの第六作です。
基本的には現在の映画の主流であるアクション映画なのですが、他の作品と大きく違う点はCGだけに頼らずに生身の俳優(特に主演のトム・クルーズ)のアクションにこだわっている点です。
他の記事にも書きましたが、CGだけに頼った映画ではそれこそなんでもありで、どんなにすごいシーンでも「どうせCGだから」と少しもハラハラしないのですが、生身の俳優(もちろんスタントマンも含めて)の命がけの演技とCGをうまく合成すると、「どうやって撮影したのか?」と驚嘆させられるようなシーンを作ることができるようです。
この映画では、私が高所恐怖症であることを差し引いても、思わず目を手で覆うようななスリルに富んだシーンがいくつもありました。
それにしても、五十代も半ばを過ぎて、かつてのイケメン俳優(当時はまだハンサムと言う言葉が使われていました)のトム・クルーズの顔にも、隠しきれない年輪が感じられるのですが、相変わらず体を張ってがんばっている姿には感心させられました。
このシリーズの第一作は1996年公開なのですが、今は日本に一つもなくなったドライブインシアター(屋外のスクリーンに映し出された映像を車の中から見て、音声はカーステレオで聴きます)のMOVIX多摩(京王相模原線の南大沢駅近くの、現在はアウトレットモールがある場所です。ちなみに同じ松竹系ですが、現在シネコンを展開しているMOVIXとは別会社だったそうです)で、妻や幼かった息子たちと一緒に見たことが懐かしく思い出されます。