2009年公開のアメリカ映画です。
ロマンチックな恋愛を夢見る若い男性が、一目惚れした風変わりな女性、サマーに振り回される500日を、時間が先行したり、後退したりしながら描くというかなり凝った構成の映画で、ちょっとわかりづらいかもしれません。
しかし、この風変わりな(恋人や結婚相手ではなく友人としての関係だと一方的に宣言するのですが、その一方でキスやセックスはぜんぜん平気なのです)女性がかなり魅力的なので、観客は主人公と一体になって、彼女の言動に一喜一憂してしまいます。
けっきょく主人公は振られて、彼女は別の男性と結婚してしまうのですが、それをきっかけに、主人公は本当にやりたかった建築家を目指すようになりますし(それまではメッセージカード会社のコピーライターをしていました)、新しい恋人候補(その名前がオータムなので、オチになっています)にもアタックします。