職場で使っているホンダの除雪機が、使用している途中で走行ができなくなる
というトラブルが発生した。
前後ともに走行不能となるが、しばらく放置しておくとまた復活するという
状態であった。
はじめは、HSTのトラブルかと思い、自分達での修理は不可能かと思っていたが
色々と情報を集めているうちに、HSTのポンプはVベルトで駆動しているという
ことが解った。
まずは外注に出す前に、ベルトの状態を確かめてみることにした。
ベルトに酷い痛みは無いものの、テンションをかけた状態でも、滑る状態
だったので、時間が経つとベルトが熱をもって、滑るようになるのだろう
と予測できる。そして放置して温度が下がると、滑りがなくなってまた暫
くは走行ができるようになるということだろう。
とりあえずは、ワイヤーの調整で、ベルトの滑りは抑えられたが、それも
どこまで持つかは解らない。
減っているベルトに対して更にテンションをかけるわけだから、ベルトの
傷みも急激に進むかもしれない。
作業中に今度はベルトが切れることも充分に考えられる。
今後の安心を考えると、ベルト交換しておいた方が良いということになり、
オーガを分離することになった。
表からはそれほど傷んでいないように見えたベルトも裏側はそれなりに
摩耗や傷があったので、やはり交換するのが正解だったようだ。
ベルト交換だけで済むかと思いきや、あちこちにガタや不良個所がみつかり
結局バラバラにすることになってしまった。
しかし、部品調達には時間もかかりそうなので、取り敢えず応急処置だけで
なんとか今シーズンを乗り切ることにした。