アドラー心理学×幸福学 どうして褒めても叱ってもダメなのか?【ゲスト】前野隆司さん
平本 あきをさんへのリンク
☆ ①WEBサイト ☆ https://hiramotoshiki.jp/ ◆現在お申込み可能なセミナー https://my.hiramotoshiki.jp/products ◆書籍多数出版 https://amzn.to/2KVmAIy ☆ ②平本あきおプロフィール ☆ ・米国アドラー大学院修士号取得 (Adler University M.A. in Counseling Psychology) ・東京大学大学院教育学研究科修士号取得(臨床心理) ・目的論コミュニケーション提唱者
『人は強く言えば動くと勘違いしていないですか?、行動を促す方法がこの一手のみと考えている人は、人に動いてもらうことはできませんし、パワハラになってしまう危険性さえあります!』
施設の責任者のリーダー研修をやっていると、急に行動を躊躇して身動きできなくなっている場面に遭遇して、驚く事がある。
どういうことかと言うと、自分が単独で何か行動するときには、「考えるより先に身体が動いている」ように感じられるくらい、すぐに行動ができている。
例えば、火災報知機の誤動作や、トイレなどの緊急警報が鳴ったときなどは、
おいおい、もう少ししっかり情報を確認してから動かないと、とんちんかんな行動をしてしまうと心配したくなるほど、いつもすぐに動けているのに、
ある傾向の方向性の行動をしないといけない場面がくると、急に動けなくなるからである。
ではどんな時に身動きできなくなっているかというと、
自分だけですべて解決できない問題が発生し、委託元のお客様動いていただいて、
施設内の別の部署にお願いを伝えて頂かないとならない事があって、
準備したご提案を持っていく場合!
施設スタッフに会社のルールに関することで、不満が出て、
会社の上司と交渉しなければならないとき。
施設契約者から、新たな仕事の追加があり、会社の担当者に、
追加内容を仕様書に照らし合わせて、
会社として、引き受けるかどうするのか判断してもらう為の説明をするような場合。
こんな、言葉や、文書で、自分以外の人に説明して、何かをお願いしないとならない時があると、
とたんに動けなくなる。
周りのメンバーからはこんな風に言われている。
「責任がかかるところから逃げている!」
明らかに、様子もおかしくなってくる、挙動が落ち着かなくなって、言動も自信なさげになってくる。
指示を出しても、「う~」とか、「は~」とか、明らかに苦手だからやりたくないという様子が、
ありありと伝わってくる、そしてとても辛そうに見える。
そこから逃れたいのか、やたら、考えないでできる、簡単な文書配布、検体や、薬剤の搬送などの別のしことを進んでひきうけようとする。
そこで、動きやすいように、現在起きている問題と、それが仕事に与える影響、問題の背景、現状にいたった時系列の経緯、重要なポイント、
伝える相手に与えるベネフィット、その先の動いてもらう部署におきるメリット、そしてこの仕事の目的などを、
しっかり説明し理解してもらう。
相手に何を伝えたらいいか、ポイントを説明し、提案によって何を超す事きれば問題解決に至るのかもしっかり伝える。
毎日実施しなければならない、責任者の仕事なので、動けるようになるまで、ずっと待ち続けることはできない。
あなたにとっては大変だけど、これらは責任者の仕事であることを告げ、行動するように促す。
どうでしょうか?ここまですれば、人は動くのではないか!と思う人が多いのではないかと思います。
でも実際は、『動けません!動かないではなく、動けないのです!』
なぜなのか?
勘のよい方は、なんとなく原因に気づいていることと思います。
そう、彼は過去に、何度も何度も、こういった、報告、連絡、相談の場面で
上司に、会社からの理不尽な、筋の通らない、一方的な意見を、会社のルールといって、押し付けられたり、
激昂されて、人格を傷つけるような言葉で叱責され続けてきた経験があるからなのです。
参考書籍:平本 あきお 前野 隆司『アドラー心理額×幸福額でつかむ 幸せに生きる方法』
『行動には必ず目的がある、行動を見るとメンバーの価値行動を見つけることができます!
』
ではどうすれば、このような経験をしている人でも、スムーズに動いてもらえるようになるのか?ということですが。
最近のトレンドで一般的には、1オン1ミーティングや、コーチングの中で、メンバーの価値観を抽出して、
会社の方向性との共有ゾーンを見つけて、行動に結び付けていくという手法を取っていくのですが、
彼の場合ならば、なりたくない過去の経験から、絶対になりたくない状態は何か?を導き出して、
それのま逆にあるところの、やってみたい事や、大切にしている考え方を導き出すといった手法から入るかも知れません。
ただ、ほとんどの中小零細企業は赤字で人手不足ですから、就業時間内に忙しい合間を縫ってコーチングは難しいですし、
きちんと時間を取ってやるかというと、教育にお金をかけることはしたくないので、これもやらせようとしません!
なぜなら、コーチングは効果や結果が出るまでに、時間がかかるので「使えない!」
と認識している経営者がかなりの割合でいるからです。
私も、この気持ちはよくわかります。
なぜなら、現場の仕事は待ってはくれませんし、毎日実践している事が正確にできていないと、すぐに問題に繋がったり、
対お客様の接客などにおいては、クレームになってしまうからです。
だから、結果を求めるあまり、すぐに戻ってしまいます、
「できていないとこと、間違っているところに」意識を集中して、
指摘をする手法に頼ってしまいます、そして相手を変えようとします!!
さらに同じ事を繰り返して、雇っては、退職していくループを繰り返すことになります、
そしてその結果、生産性が上がらないという問題をくり返します。
ただ、この行為ちょっと不思議だと思いませんか?
だって、今までこのやり方でうまくいかなかったから、
『指摘して言い聞かせる!』という手法以外の方法を模索していたはずなのに、
ちょっとうまくいかなかっただけで、すぐに元に戻ってしまう!
この事にはちゃんとした理由があります。
これが脳が自然にやろうとする、種を継続するための、生き残り戦略の影響です。
同じことを繰り返したり、今まで通りやっている状態に安心感を覚えて、新しいことに挑戦することに不快感を覚えさせ、変わることをを拒んできます。
太古の時代は、現状を変えること、新しいことに挑戦することは、大きなリスクで、自分の命だけでなく、コミュニティー全員の命を危険に晒すことになっていたため、人類の遺伝子にはそのことが、深く刻まれています。
社会が大きく変化しても、体は太古の状態とほとんど変わっていないのです。
残念ですが、このことを学んで知って、意識して自分を変えていく経営者や、リーダーはほとんどいません、
認知や、記憶、集中力や、体調、病気、免疫、体力、脳神経伝達物質などを含めた、体の機能も、
すべてが遺伝子の影響下にあります、人間のことをよく知らなければ、人間の行動を理解することは出来ません。
逆に、経営者が人間のことを学んでよく知っていくと、
その人の行動から、目的や、考え方のくせ、価値観が見えてくるようになります。
たとえ、コーチングや研修などができない環境であったとしても、
行動してもらうために必要な、相手の人間の大事にしているものが解かります。
参考文献:野田 俊作著 『アドラー心理学を語る4勇気づけの方法』
マネジメントや、コミュにケーションは行動から始めるとよく言われます。
考え方を変えるのは、困難なので、具体的にできる行動を変えることで、思考に影響を与えるという考えかたです。
最近では、笑顔を作ると、脳の状態も笑ったときと似た状態に変わると、言われるようになりました。
だからまずは行動から入ると、脳の状態も変わり、やる気も生まれ、生産性も上がると言うのです。
挨拶をする、笑顔を作って声掛けする、大きくうなずく、相槌を打つ、まずは受け入れる、
イエスバットや、イエスアンド話法、他にも多くの心理学的な手法はあります。
確かに、これらの方法を実践すると、人間関係において、必ず一定量の効果はあります。
これらの心理学に基づいたマネジメント手法が、かなり知られるようになり、一般的に受け入れられるようになってきたからです。
ただ、スタッフさんにこれを無理やり強要しても、長続きしません。
嫌嫌やっても思っているような効果が出ないから、続きません。
残念ながら、効果が出るから、続けていけるし、習慣にもなるのです。
そのためには、考え方や、人間のことを学ばなければなりません。
人間のことをよく理解した上で使って初めて、大きな成果を得ることができるのです
学ぶことや人間理解に手を抜いていては、生産性が上がるようなマネジメントは絶対に生まれません。
近道や、簡単なコツなど存在しません!
実は、冒頭で紹介したリーダー研修をしている方の行動に最近本当につい最近、大きな変化が起きました!
今まで、どうしても動けなかった、委託元の方への問題の報告や、提案、会社へのスタッフが抱えている、不満や改善点などの報告を、
間髪をいれず、できるようになりました。
それだけでなく、今まで通らなかった提案通るようになり、委託元に動いていただいて、別の部署に申し送りをしていただくことも、できるようになりました!
もちろん最初からうまくいったわけではありません。
人は、会社の命令だけでは、本気で変わろうとはしません、関わる方の本気の情熱と、信頼があって初めて、
科学的根拠のある手法も効果を発揮できるようになります。
そこで、この2年間やってきた、リーダー研修の効果のポイントをまとめてみました。
興味があればぜひ参考にしてみてください。
【僕が、ビジネスの現場と、リーダー研修、現場の仕組みづくりの 中で信頼作りに向けて効果のあったポイントを紹介します】
1、今の自分の、いいところも、悪いところもすべて自分だと受け入れる(自己受容、規則正しい生活からまず自分を整える)
2、相手の興味関心に、自分ごととして興味を持つ(あなたの行動の目的、言葉の真意は何なんだろう、一緒に体験する)
3、相手も、自分の興味関心に向かってやりたいことや信じていることに向かって生きている人であることを信頼する(受け入れ、まずこちらから信頼する)
4、物事を、正解、間違いの2つで判断しない、自分の常識、当たり前を疑う(常識、当たり前、みんなやってる、などの言葉を使わない)
5、相手の出来ていない所ばかりに視点がフォーカスしている自分に気付く(視点をノートに書き出す、出来ているところを認め、変化しているところを長いスパンで見る)
6、相手の言葉でなく、行動や、非言語コミュニケーションに注意を向けて対峙する(表情、目の動き、視点の変化、体の向き、手の位置、声のトーンの変化etc)
7、自分を信じ、自分の興味関心に向かって生きるていることや、自分の価値観を大切に生きている姿を見せつづける
(言行一致、積極的傾聴、笑顔、挨拶、親切、ごまかすことなく謝罪するetc)
以上!
チョー楽しいあなたの脳力を100%発揮させる人材研修(メンタルフロー人材育成プログラム)
周りの人、事にとらわれない、自分軸を持った、自立成長型の人材、まさに、現代社会が、求めている人材を育成することを目標に開発されたプログラムで、脳の最高の状態である、フロー状態に導くために、思考、表情、態度、言葉、を最適化、習慣化して、人間に潜在している、能力を最高に発揮するためのメソットです!
僕ってこんな人です!(^_-)-☆
コア1:『周りとは違うやり方で自分軸を大切に自分の人生を生ききる!!』
コア2:『周りとは違うやり方で、97%の人が忘れている、そしてやってない、
人は皆上を向いて自分の人生を歩いていいんだ!』という事に気づいてもらえる研修をやりたい!』
ミッション:周りの人、事に捉われることなく、本当の自分の人生を、
歩いていいんだ!という気づきを広めていく!
セルフイメージ:脳科学、心理学、フロー理論、行動科学を使って、
※元気とハイパフォーマンスの両立を実現し、社長のビジョンを支援する、『人間力アップ気づきコーチ!』
※企業文化、環境変化を利用した自然な人づくり『オープンコミュニケーション心理的安全性構築コーチ』
※起業家マインドを持った優秀な右腕社員を育てることで 社長のビジョン達成を加速する!『右腕創りコンサルタント 』
カンパニースピリッツ:利他でビジネスを創造することが唯一、0⇒1を創るアイデアを生み出す
関連サービス:メンタルフロー人材育成プログラム 元気でいきいきと生きることと、ハイパフォーマンスの両立を目的とした、 応用スポーツ心理学(フロー理論)を基本に脳科学、行動科学、コーチング理論などから導き出した、気づきを習慣化することまでを1パッケージにした、メンタルトレーニングプログラムです。
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【チョー楽しいメンタルフローな組織創り】
元気とハイパフォーマンスの両立した組織創りのお手伝い
『起業家マインドを持った優秀な右腕社員を育てることで
社長のビジョン達成を加速する!』
【 右腕創りコンサルタント 】
コンサルティンググループ 大分メンタルフロー研究所 匠
代表 石川 保幸
連絡先 : 携帯電話 090-1366-4882
Email : mflowrabo@gmail.com
ブログ 【チョー楽しいメンタルフローな組織創り】
http://blog.goo.ne.jp/c3421yxy
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