早くも前回の公演から3ヶ月文楽東京公演です。今回は「お染久松」で有名な「新版歌祭文しんばんうたざいもん」です。
文楽はもとより歌舞伎でも有名な出し物です。
その昔この話をすると歳がばれますが(私が言ったのではなく知人が言っていましたが・・・)古い歌手で「東海林太郎」という人が「野崎詣り」という歌を歌っていました、そういえば「野崎詣り~~の~~」という節がよみがえります。。この題材がこのお染久松です。
とても分かりやすいお話で文楽では世話物という庶民の娯楽の色恋と人情、親子愛盛りだくさんの涙あり笑いありの楽しい内容です。
竹本住大夫師匠の楽屋にご挨拶に伺い、作りたてのケーキをお届けして楽しくお話させていただきました。感激です。
師匠は切り場といわれる物語のクライマックスを語られます。やはり素晴らしい!!!素人の私ですが次元が違うなぁと本当に思います。浄瑠璃とは深いなぁとつくづく・・・
4時間あまりの公演を満喫して、さぁお腹もすいたしお寿司でもつまもう!!ということでタクシーで駿河台下の金寿司さんへ・・・・ここで事件は起こったのです(涙・涙)
タクシーに乗り込み行き先を言ってすいすい着きました、お腹空いたし早く早くなんて・・・タクシーを降り店へさぁと思ったら「あれっ!ハンドバックが無い!!!」ガガーーンタクシーにバックを丸ごと忘れました!!!!
バックの中には家の鍵店の鍵、携帯、財布、カメラ私のすべてが入っています・・・頭真っ白とはこういうことなんだなぁとつくづく・・・
その日に限り領収書をもらわずすぐに追いかけても居るわけないし・・・確か・・オレンジ色のタクシーだったと思い出し、その辺に止まっているオレンジ色のタクシーに連絡先を聞き、電話・電話・・すべてダメ・・・
バックの中の自分の携帯に電話・電話・・1時間くらいかけ続け諦めかけたとき・・運転手さんが出てくれました!!!!やっぱり神様はいらっしゃる!!!と本当に思いました。ありがとう!!まじめに生きますぅ!!
連れが言うにはあまりの感激で声が大きくなり御茶ノ水駅まで聞こえそうな声だったと言われました。運転手さんが今すぐ行くから降りたところで待っていてくださいといわれ地獄から天国の気持ちでした。。。無事にバックも戻り・・・さぁお腹空いたぁ!!のど乾いたぁ!!現金な私です。
で、金寿司さん。
金寿司さんから「遅くなったけどしっかり食べる?」と「もちろんお腹すいたぁ」ということでつまみからしっかりと。蛍烏賊とアナゴの白焼き、パリッとして塩でいただきます。
カツオにごま酢だれさっぱりしてコクがある・・美味しい!と蛤。
握りはもっともっといただきましたが感動のこの2品金寿司さんの絶品まぐろの引っ掻きと金目鯛、七味がきいています。美味しいおなじみの味です・
忘れ物・・・自分は大丈夫と過信してました。本当に神様感謝します。こうやって無事笑い話でブログに書けるうれしさです。