☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

優駿の法則11~優駿の条件

2009-05-29 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 日本ダービー。正式には『東京優駿』という。
呼んで字の如く、3歳世代の中で最も優れた馬を選ぶ一戦。
その檜舞台に立てるのは、数千頭の中から選りすぐられたエリート18頭のみ。

 だが、実情は『玉石混合』。
人間社会でも、身の程知らずにも、一流と呼ばれる大企業に入ったはいいものの、入った瞬間に目的を達成したかのように安心してまったばかりに、その後は泣かず飛ばずのクスブリ野郎がいるように、ダービーにおいてもまた然り。
ダービーに出走したまではよかったものの、その後、条件戦に戻ってコロコロといとも簡単に負けてしまう馬が如何に多いことか。
ダービーに出走できたからといって、喜んでいる場合ではない。『競馬の祭典』とよく言われるが、そのお祭り気分な名前とは裏腹に、今後の競走馬人生をかけての壮絶な戦いなのである。
そして、その戦いを制した者、即ち、スーパーエリート1頭のみが、『優駿』という名の史上最強の称号を与えられるのである。

  エリートのエリートによるエリートのための戦い―

そこには、真のエリートたるための数々の難関が用意されていて、どこの馬の骨か分からないような馬は、決してスーパーエリートにはなれないようになっているのである。

☆優駿の条件☆ 
1.最低でも重賞連対実績があること

 最初のハードルは、やや甘めに設定してあるが、ここでは『キャリア組』と『ノンキャリ組』の選別が、明確に行なわれる。
馬場改修となった03年以降の過去6年のダービー3着以内馬18頭全てに、重賞連対実績がある。

要は、ノンキャリ組の出世は、ダービー出走が天井であるという厳しい現実をここで突きつけられるわけだ。

【脱落馬】
×④トップカミング
×⑥ケイアイライジン

折角、トライアルで出走権を得たものの、残念ながら出世はここまで。

2.芝1800m以上の重賞勝利があること
 あちこちのメディアでよく見かける『過去10年データ』に『マイル以上の重賞実績』と書いているが、アレを鵜呑みにしてはいけない。なんでもかんでも過去10年で括ればいいってもんじゃなく、むしろ対象期間が長ければ長いほど、そのデータの傾向の精度は落ちる。
 過去6年で見ると、ウオッカを除く17頭全てに芝1800m以上の重賞連対実績がある。つまり、ウオッカ並みに強い馬でないと、如何にマイルでの実績があろうとも、ダービーでは一切用無しということだ。
 また、その17頭のうち05年3着シックスセンス・08年3着ブラックシェルには、重賞勝利経験がないことに注目。いくらキャリア組だからといって、この重賞勝利がないという点は、出世競争においては大きなマイナスとなるのである。

【脱落馬】
×③フィフスペトル…朝日杯2着・函館2歳S

×⑤マッハヴェロシティ…青葉賞2着

重賞勝利はなく、なんとこの馬は1勝馬。
まあ、この馬に関してはキャリアうんぬんではなくて、大先生が乗る時点でアウト!!

×⑨ジョーカプチーノ…NHK杯・ファルコンS
いくらNHK杯馬といえど、容赦なく篩い落とす。

×⑩アントニオバローズ…シンザン記念

×⑪セイウンワンダー…朝日杯

たとえ復調著しい2歳チャンピオンでも、情けはかけない。

×⑬シェーンヴァルト…デイリー杯1着

×⑭ゴールデンチケット…兵庫CS・毎日杯2着

重賞勝利経験はあるものの、それは地方競馬・園田でのもの。もちろんダート。
中央重賞では毎日杯の2着があるのみ。
そもそも、この馬、前走の兵庫CSを含めて2勝をあげているが、どちらも地方でのものが、スーパーエリート決定戦のダービーにはそぐわない。ダービー出走だけを夢見て、弱い相手を選び選び出走しているのがミエミエで、なんともセコ過ぎる。さすがセコビッチ・森先生のことだけはある。

×⑯トライアンフマーチ…皐月賞2着
穴人気になりそうな同馬だが、そもそも同馬は1勝馬である。
ここまで来れたのは、トライアルで2着に入ったお蔭で、言うならラッキーパンチが2回続いただけなのだ。

 と、以上の二つのハードルをクリアできたのは9頭のみ。
この9頭こそが、スーパーエリートたる最低条件を満たしているのである。
だが、決して安心してはならない。更なる難関がこのあと待ち受けている―

=つづく=





優駿の法則10~樫リンク

2009-05-29 17:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 世にも不思議なダービーにまつわる競馬オヤジの都市伝説―

 数ある競馬オヤジたちが実しやかに囁き続ける伝説の殆どは、ハッキリ言ってガセネタである。
だが、今回ご紹介するこの伝説は、その中でもかなり信憑性が高い伝説だ。
 オヤジたち曰く、オークスの3着以内に入った馬の父、母父、あるいは血統構成が、毎年必ずダービーにリンクするとのこと。
しかも、その殆どが、ノーザン系とかナスルーラ系といった大系統ではなく、ニジンスキー系、グレイソブリン系といった小系統でリンクしている、というのである。

こちら↓

なるほど、確かにオヤジたちの言うとおりだ。
これには、ある程度の根拠があって、オークスはダービーの1週前に同じ芝2400mで行なわれるので、血統傾向は似通ってくるのは、至極当然のことなのである。

 以上を踏まえて、今年のオークス3着以内馬の血統から、ダービーにリンクする血統を探してみよう。
まずは、今年のオークス3着以内馬の血統構成↓

◆1着~3着全てがSS系×ノーザン系で、1、2着の母父はニジンスキー系カーリアン
もし、今年もリンクが成立するのなら、誰がどう見ても父SS系か母父ニジンスキー系(母父ビーマイゲスト系に該当する出走馬はいない)、そしてSS系×ノーザン系なのは明らか。

で、出走馬の中からSS系保持馬をピックアップしておいた↓

SS系保持馬は13頭いるが、母父ノーザン系は3頭のみ。
中でも一番の注目は…
☆ ⑨ジョーカプチーノ…マンカフェ×フサイチコンコルド
この血統構成はオークス2着のレッドディザイアと同じ。
だが、驚くのはまだ早い。
ジョーの母父フサイチコンコルドは、レッドディザイアの母父であるカーリアンの直仔なのである!

となると、必然的にこちらもマークしておかなければならない↓
☆ ⑱アンライバルド…ネオユニ×サドラーズウェルズ
なぜか?
SS系×ノーザン系だからではない。
みなさんご存知のとおり、アンライの母はバーレークイーン。
そして、そのバーレークイーンはジョーの母父フサコンの母でもあるのだ。

つまり、ジョーとアンライは年の差13歳の異父兄弟ということ。

NHK杯馬と皐月賞馬の対決。
これは絵になりそうだ。

=つづく=

優駿の法則9~外枠伝説

2009-05-29 12:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 1番人気が過去17年で12勝をあげているダービーに、穴党の出番はない!

 唯一の穴目は、1番人気から二桁人気馬への流し馬券くらい。
だが、そんなことは分かっていても、何かと物入りのこのご時勢に、本命サイドの馬券を取っても、ちっとも追いつきやしないのは、痛いほど分かる。
そんなお家の事情のみなさまに、競馬オヤジたちが実しやかに囁き続ける府中の杜に伝わる、ある都市伝説を紹介します。

 よくよく上の表を見てみると、6番人気以下:2-4-11と、勝ち数こそ1番人気には及ばないものの、3着では圧倒的存在。
 オヤジたちが着目したのは、まさにそこである。馬連や馬単の連勝系では大穴は臨むべくもなく、オヤジたちは三連系に目を付けた。
だからといって、やみくもに6番人気以下の馬を狙えばいいというものではなくて、オヤジたちには珍しく、ちゃんとした根拠もある。

☆ダービー外枠伝説☆

過去17年で、6番人気以下で3着以内に入った馬17頭のうち11頭(2-3-6)が外枠(7・8枠)なのである!!
中でもオヤジたちが愛して止まないのが、7枠13番・15番、8枠16番・18番である。

 オヤジたちの伝説はまだ続く。
オヤジたちの中には無理穴に執着するマニアックなオヤジが結構いて、そのオヤジたちが日夜努力して、発見した新たな伝説…
☆外枠・菊花賞馬伝説☆

過去17年で、ダービーで6番人気以下で3着以内に入ったのは計17頭。
そのうち、菊花賞に駒を進めたのは12頭で、その12頭の菊花賞での成績は3-2-1-6と、なんと3着以内率50%!!
そして、菊で3着以内に入った6頭のうち、5頭がダービー出走時に6番人気以下かつ7枠か8枠に入っていたのである!!

というわけで、参考までに菊花賞の血統傾向を載せておきます。


で、こちらが7枠・8枠に入った馬の血統構成↓

⑯トライアンフと⑱アンライは、6人気以下にはならないだろうから、この2頭を除く4頭から菊花賞で好走しそうな馬を狙いましょう。
でも、そんなこと言われても、目の前のレースも滅多に当らないのに、半年後に行なわれる菊花賞なんて、当るはずがないとも思いつつも、昨年1着になったオウケンブルースリの父ジャンポケを持つ⑬シェーンヴァルトが怪しいと思ったりもする、ダービーまであと2日となった夜更けの独り言。

=つづく=

優駿の法則8~サブちゃん♪

2009-05-29 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 近頃では、ダービーとJC発走の前には、必ず有名歌手を呼んでの国歌独唱が行なわれるようになった。
今年は、なんと!演歌界の大御所・北島三郎!!らしい。
サブちゃんは、ご存知の通り『キタサン』を冠名とする立派な馬主である。ただし、馬主登録名は(有)大野商事なので、おそらく、これは税金対策と思われる。

 それはさておき、なぜこのタイミングでサブちゃんを呼んだのか?
今回のご指名は、むしろ遅すぎたくらいだ。
04年JCの時は和田アキ子だった。
上下関係に厳しい芸能界であることを考えると、和田アキ子よりもサブちゃんを先に呼ぶべきだったのではないのか?それなのに、何故今になって?
これは怪しい。ここに何らかのサインが隠されているはずだ。

 というわけで、気分転換を兼ねてサブちゃんのサイン読みを。

まず、誰でも真っ先に思いつくのが『北島三郎⇒サブ・ロー⇒3・6』の連想ゲーム。

★ 3枠⑥ケイアイライジン
そのまんまである。
が、この馬がサインの中心になるのは間違いないので、枠連3=6・馬連③=⑥は、必ず買っておきましょう。

 そしてサブちゃんといえば、何といっても紅白歌合戦なので枠連1=3も忘れずに。
実は、この枠連1=3というのが、個人的には一番怪しいと思っている。
その根拠はこうだ↓
●国歌独唱の時は、必ず日本国旗『白地に赤い・日の丸』が掲揚される。
これは単純明快なので、誰にでも分かること。

で、こっちの方は如何にもサイン!って感じのこじつけ↓
●サブちゃんの持ち馬キタサンアミーゴと一緒に走った青葉賞1着のアプレザンレーヴが1枠で、キタサンガイセンと一緒に走ったプリンシパルS1着のケイアイライジンが3枠6番。

 あとは、『北』村友一騎手の⑬シェーンヴァルトを押さえれば万全だ♪

自分で書いといて何ですが、我ながらなんともアホ臭いことを思いつくなあとあきれながら、本当に来たらメチャクチャ悔しいので、上の馬券は全部買っておくことにします。もちろん遊び馬券ですけどね♪

=つづく=




優駿の法則7~デスナンバー

2009-05-28 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
第76回日本ダービー出走馬確定!!


 かつては28頭立てという時代もあったダービー。
さすがにそれくらいになると内外の有利不利は、さぞかし大きかったであろうことは容易に想像がつく。
なんせ、一頃は『ダービーポジション』といって、それだけの多頭数立てになると1コーナー手前までに、ある程度前につけないと話にならないと言われてたくらいだ。
 
 果たして、時は流れてフルゲート18頭立てとなった今では、枠による有利不利は存在するのであろうか?
というわけで、フルゲート18頭立てとなった92年以降の過去17年の枠番別成績を調べてみた。

微妙な差だが、一番相性がいいのは7・8枠、次いで1~3枠で、4~6枠の成績が若干落ちる。
しかし、フルゲート18頭立ての場合、7枠・8枠には3頭ずつ入るので、7枠・8枠の成績が良くなるのは、当たり前といえば当たり前。

 よって、再三再四書いていることだが、枠番の優劣を語る場合には、出走頭数を考慮しないと全く役にたたない。よく、あちこちのメディアで過去10年の枠番データを掲載しているのを見掛けるが、あれを鵜呑みにしないように。

で、こちらが馬番別成績↓

*過去17年全て出走頭数は18頭だったが、96年1枠1番シルクライトニング発走除外、97年8枠17番カシマドリーム出走取消のため、その年は17頭立てとなった。

 これといった差は見当たらないものの、枠番同様に真ん中あたりの馬番の成績が悪い。あえてデスナンバーに指定するのなら1勝もあげていない⑧番か?
一方、枠番ではやや優勢だった外枠であるが、馬番に直して見てみると、内目の馬番より成績が落ちることが分かる。
 とはいっても、いずれも取り立てて強調するような優劣の差は見受けられない。コーナーが大きく緩やかな東京で、しかも長丁場の2400mで行なわれるダービーでは、内外の優劣は気にする必要はないと、言い切ってしまってよいだろう。

=つづく=





優駿の法則6~1番人気伝説

2009-05-28 12:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 毎年ダービーになると、アチコチのメディアや予想家が必ず出してくるので、既にみなさんには、すっかりお馴染みとなった1番人気頭鉄板データ
別に疑うわけではないけれど、念のために確認してみた。
但し、対象期間はあちこちのメディアが掲載している過去10年ではなくて、フルゲート18頭立てとなった92年以降の過去16年とした。

【人気別成績】
1人気:12-3-1
2人気:1-3-0
3人気:2-4-3
4人気:0-2-1
5人気:0-1-1
6人気以下:2-4-11

 過去17年で、1番人気が連を外したのは2回しかなく、そのうち4着以下に飛んだのは一昨年のフサイチホウオーのみである。
1番人気が強いのは、何も今に始まったことではなくて、遠い昔から強かったのである。

【組合せ】
1人気⇒2人気:3回(2人気⇒1人気:1回)
1人気⇒3人気:3回(3人気⇒1人気:1回)
1人気⇒4人気:2回
1人気⇒5人気:1回
1人気⇒12人気以下:3回

 過去17年のうち9回が、1人気⇒5人気以内で決着しており、どうやら、穴党の出番はなさそうだ。
が、ここ2年は1人気⇒二桁人気馬で決まっているので、ムリクリ穴を狙うのなら1人気⇒二桁人気を狙ってみるのも面白い。
これは、マジでありそうな気がしてきたので、チャリンと遊びで買うことにする。
昨年の有馬記念の例もあるしね♪

 以上のように、本命サイドで勝負するにせよ、薄目に流すにせよ、いずれにしろ1番人気には喧嘩を売らない方が得策のようだ。
果たして、今年の1番人気は何であろうか?大方の予想では、皐月賞1着のアンライバルドのようである。でも、競馬は1番人気の予想が当ったからといってお金になるわけではない。馬券を当てなければ意味がないことをお忘れなく。

 それはさておき、もし、アンライが1番人気になるようであれば、今年は荒れる可能性が、非常に大きいというデータもあるそうだ。
以下、『競馬最強の法則6月号』の特集・【最強】馬券術より引用させて頂く。

★危ない1番人気伝説★
1.皐月賞創設以来、3番人気で皐月賞を勝った馬は、未だ一度もダービーを勝ったことがない!!
皐月賞の創設は1939年。以来、米軍占領による中止となった1946年を除く69年間の長きに亘り、3番人気の皐月賞馬はダービー未勝利ということになる。

2.皐月賞を1分59秒0を切る勝ちタイムで制した馬は、ダービーを勝てない!!
02年ノーリーズン(1分58秒5)…ダービー8着
04年ダイワメジャー(1分58秒6)…ダービー6着

3.『3強皐月賞』で1着になった馬は、悉くダービーで負けている!!
【3強皐月賞を制覇した馬のダービーでの成績】
1968年~タケシバオー・マーチス・アサカオー
皐月賞1着マーチス⇒ダービー4着

1972年~ロングエース・ランドプリンス・タイテエム
皐月賞1着ランドプリンス⇒ダービー2着

1993年~ビワハヤヒデ・ウイニングチケット・ナリタタイシン
皐月賞1着ナリタタイシン⇒ダービー3着

1998年~スペシャルウィーク・キングヘイロー・セイウンスカイ
皐月賞1着セイウンスカイ⇒ダービー4着

さて、あなたは1番人気鉄板伝説を信じますか?それとも危ない1番人気伝説ですか?
どちらを信じるかはあなた次第!!

ちなみに、上述の3強皐月賞で1人気に支持されて負けた馬は、ダービーでの巻き返しに成功しているとのこと。
1968年タケシバオー2着
1972年ロングエース1着
1993年ウイニングチケット1着
1998年スペシャルウィーク1着

今年の皐月賞1番人気はロジユニヴァース。
果たしてロジユニのリベンジは成るのか?

=つづく=


優駿の法則5~ダービーセット

2009-05-28 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 みなさんの中には、既に◎を決めて、あとは相手探しとなっている方もいらっしゃると思います。
そんな、なんとも羨ましい方に、とっておきの小手先の馬券テクニックを一つご紹介します。

 手元にある90年以降のダービー血統傾向過去20年において、毎年必ず父系が同じ血統や母父系が同じ血統や血統構成が同じであるなどのセット馬券が成立しているのです。

こちら↓

 もしも、あなたの◎がアンライバルドなら、父ネオユニのロジユニは勿論、父SS系や、母父のサドラー系を持つ馬や、あるいは血統構成に注目しSS系×ノーザン系の馬を相手に選らぶことをオススメします。
 といっても、該当する馬はたくさんいるかと思いますので、あとはあなたのセンスにお任せします。

=つづく=

優駿の法則4~新☆黄金配合

2009-05-27 20:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
SS亡き今となっては、かつての『優駿黄金配合』は使えない。

 
 だからといって、競走馬生産関係者は成す術もなく手を拱いているわけではなく、そこは生活が掛かっているので、次なる黄金配合の開発に余念がないはずである。
現在の種牡馬、繁殖牝馬の大半は、父がSS系であることを考えると、SS二代目と相性の好い血統を、そして、母父SSと和合性の好い父非SS系種牡馬をやっきになって探しているであろうことは、素人にも容易に想像がつく。
 
 ならば、SSがラストクロップをダービーに送り出した06年なので、07年、08年以降のダービーの血統傾向を見れば、新たな黄金配合の手掛かりが掴めるのではないだろうか。
と、思って血統傾向表を眺めていると、03年の3着にダンスインザダーク産駒が入っているのに気付いた。これがSS二代目初のダービー3着以内である。このことは、関係者が、SSが亡くなる以前から後継種牡馬を模索していたことの証左でといえる。そして、その03年というのは、奇しくも馬場改修後初のダービーなので、03年以降のダービーの血統傾向を追いながら、『新☆優駿黄金配合』を探っていきたい。

まずは、血統傾向の分析を。
【血統傾向分析】
◆父SS系:3-4-5
~内訳~
・SS:2-3-2
・アグネスタキオン:1-0-1
・スペシャルウィーク:0-1-0
・ダンスインザダーク:0-0-1
・フジキセキ:0-0-1
◆父か母父にSS系を持つ馬が6年連続2着
◆2年連続で連対しているタニギムは☆元祖・史上最強の法則☆により、今年は1着はない。
◆そのタニギムの源流はSSと同じヘイルトゥリーズン系なので、過去6年3着以内馬全18頭のうち、HTR系保持馬は15頭になる。
◆母父トニービン系:0-1-2

以上を踏まえて、『新☆優駿黄金配合』の核心に迫る。

【新☆優駿黄金配合】
 予想通り、母父SSが近2年で連続2着している。
だが、今後、黄金配合へ発展する可能性は秘めているものの、2年分ではサンプル数が足りないので、母父SSが新たな黄金配合であると決め付けるのは早計。
 
 新たな黄金配合の手掛かりは、血統傾向に出てきたSS系二代目種牡馬に隠されている。実は、フジキセキを除く3頭は、旧黄金配合なのである。

アグネスタキオン…SS×ボールドルーラー系ロイヤルスキー
スペシャルウィーク…SS×ニジンスキー系マルゼンスキー
ダンスインザダーク…SS×ニジンスキー

 そして、その産駒の母父を調べてみると、驚いたことに、スペ産駒以外は旧黄金配合の母父方の系統が配合されているのである。

03年3着:ザッツザプレンティ…ダンス×ミスプロ系(ネイティヴ系)ミスワキ
07年3着:アドマイヤオーラ…タキオン×ニジンスキー系カーリアン
08年1着:ディープスカイ…タキオン×ダンチヒ系チーフズクラウン

 つまり、『新☆優駿黄金配合』とは、少なくとも父が旧黄金配合の馬であること、そして、母父が旧黄金配合の母父であるグレイソブリン系、ボールドルーラー系、ニジンスキー系、ダンチヒ系のいずれかに該当する場合に、その可能性は一層高まると言えるのではないだろうか。

登録馬中、『新☆優駿黄金配合』の馬は以下の通り。

●ネオユニヴァース=SS×ネイティヴ系クリス
・アンライバルド…×サドラーズウェルズ
・ロジユニヴァース…×ダンチヒ系ケープクロス

●スペシャルウィーク=SS×ニジンスキー系マルゼンスキー
・トライアンフマーチ…×リファール系ダンシングブレーヴ
・リーチザクラウン…×ボールドルーラー系シアトルスルー
・デルフォイ…×ダンチヒ系デインヒル

●ダンスインザダーク=SS×ニジンスキー系マルゼンスキー
・ストロングガルーダ…×キングマンボ

●アドマイヤボス=SS×グレイソブリン系トニービン
・アイアンルック…×ミスプロ系ヘクタープロテクター

もしも、この仮説が正しいようなら、いっそのこと生産牧場を立ち上げて、一山当ててやろうかと思う、ダービーまで、あと4日に迫った夜の独り言。

=つづく=

優駿の法則3~黄金配合

2009-05-27 12:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
 全ての競走馬生産関係者は、すべからくダービーを勝つことを念頭に配合を考える。ならば過去の配合を紐解けば、自ずとダービーと相性の好い配合、即ち 『優駿黄金配合』が分かるはずだ。これを利用しない手はないので、早速調べてみた。
 但し、公平を期すために、SS産駒が初めてダービに出走した95年以降の過去14年を対象期間とした。


で、各血統別の成績をいちいち書くのは面倒なので、見易いように表にまとめておいた。

 父は、やはりSS系。母父はノーザン系、ナスルーラ系、そしてちょっと基準を甘くしてミスプロ系を含むネイティヴダンサー系。
つまり、黄金配合のベースはSS(系)を父とし、配合相手は上記の3系統だということが判った。あとは、その中身を調べていけば黄金配合に辿り着く。

☆史上最強の優駿黄金配合☆
SS系×グレイソブリン系:2-1-1
SS系×ボールドルーラー系
SS系×ニジンスキー系
SS系×ダンチヒ系

母父ノーザン系の中で、2-1-1のリファール系だが、その相手方はノーザン系2頭、ロベルト系1頭、そしてSSは1頭のみである。

 ところで、便宜上『SS系』と書いたものの、実はその中身の殆どがSS自身である。しかし、SSはもうこの世にいないので、今後父SSという馬は、当たり前だが産まれてこない。
というわけで、折角シコシコと調べたまではよかったものの、この黄金配合は使えないということだ。残念!!

=つづく=

優駿の法則2~不買宣言

2009-05-26 19:00:00 | ダービー馬を探せ!2009
ダービーの検討を始める前に 言っておきたいことがある
かなり厳しい話もするが ☆元祖・史上最強の法則☆の本音を聞いておけ

いくらダービーの血統傾向で ロベルト系が2年連続連対しているからといって…

ロベルト系を頭で買ってはいけない

いくら東京芝2400mの血統傾向で ロベルト系が3勝をあげているからといって…

ロベルト系を頭で買ってはいけない

忘れてくれるな ロベルト系は5年周期でしか皐月賞を勝てないということを


忘れてくれるな そんなロベルト系はダービーも5年周期でしか勝てないということを


俺はロベルト系を頭では買わない
買わないんじゃないかな
たぶん買わないと思う
ヒモでは買うかもしれないので ま、ちょっと覚悟はしておけ 

☆元祖・史上最強の法則☆のお蔭で いいダービーだったと
俺が言うから 必ず言うから

忘れてくれるな 俺の信じる法則は
生涯ただ一つ

【おまけ】
実は、上の二つの☆元祖・史上最強の法則☆には、続きがあったのですが、残念ながら一昨年で法則が通用しなくなったので、今では封印してお蔵入りしています。
ロベルト系が5年周期で皐月賞制覇⇒ダービーもロベルト系が制覇⇒2着もロベルト系


=つづく=